武林クロスロード〈2〉

2008年9月9日

stars なんかいろいろ突破しちゃってるキケンなシリーズ第2巻 1巻以上にヤバい!

双天武王を目指し、シュンライのもとで厳しい修行に明け暮れるリョウカらが旅の途中で訪れたのは九谷関。反朝廷勢力で、悪名をとどろかせる崩天教が支配する街。崩天教主ジャホウセンがリョウカを狙い、朝廷からは鎮西将軍が遠征しと、平穏無事とはほど遠い修羅道はどこまでも続く。

てなことで、今回も大変はっちゃけた内容でした。えろえろのグログロですが、割と普通に読めてしまいます。ほら、えろノベルだったらちゃんとそういうレーベル読みますから。

作中に出てくる武侠たちがぶっ飛んだ性格でやることなすこと斜め上なので、どちらかというと、その豪快な展開に半ば呆れるような感じですね。エロスなシーンもどこまで本気なのかと疑ってしまうような突き抜けたシーンが多いし。

お話的には、リョウカが自身の出自の秘密を知り、さらに敵となる朝廷の悪逆さが明かされ、シュンライ一行のもとに少しずつ力が集まってきて、一大勢力に成長していきそうな予感するという、ある意味、王道。深く考えずに荒唐無稽で勢いありまくりなバトルを楽しめと。

しかし、巻を追うごとに越えなきゃいけないハードル高くなっていってるんだけど、この作品は何処へ向かおうというのか……。

hReview by ゆーいち , 2007/11/27