一緒においでよ、この旅に。苦しいことも多いと思うけれど……きっと、楽しいよ
ファンダール派の仲間、ホークアイとシズクのふたりと合流するために辺境の都市ロンバルドを訪れたアルカイン、セロ、フィノ。しかし、ホークアイらは魔人の罠により旅の終わりの森の結界に囚われ、音信が途絶えてしまう。魔人の動向を知らず、ふたりを探すアルカイン。セロとフィノは、ロンバルドの街の散策に繰り出すが、そんなときセロに「助けて」声を掛けたのは精霊のような不思議な少女だった。
[tegaki]ここが、あの女のハウスね。[/tegaki]
とか言い出しそうなフィノが怖い。彼女の黒さは、他の女の影がちらついたときにいかんなく発揮され、アルカインすら怯えさせるほどなのだ。って話の本筋とは違うところでニヤニヤしてしまいますが、正統派ファンタジーで突き進む物語の第2巻です。
新しく仲間になったホークアイとシズクは、確かな実力を持ちながら、性格に難有りな変人で、彼らとの付き合いで鍛えられたからこその、アルカインの泰然さなのかなあ。旅の道中は、仲間がどんどん増えていって賑やかになっていきますね。
魔人の勢力は拡大の一途で、その覇を阻もうとするアルカインたちは、どうにも後手後手に回っている感じ。今回もラストで魔人たちに一歩先を行かれてしまったけれど、次の目的地へ無事に辿り着けるのかどうか。切り札的なセロの力も、少しずつその真価が明らかにされてきていますが、それをどう使うか、セロの成長にも期待がかかるところですね。
hReview by ゆーいち , 2008/03/29
- 輪環の魔導師 2 (2) 旅の終わりの森 (電撃文庫 わ 4-26)
- 碧 風羽
- アスキー・メディアワークス 2008-03-10
コメント