コードギアス 反逆のルルーシュR2 TURN08『百万 の キセキ』

行政特区日本への協力を宣言したゼロ。その言葉を信用できないスザク。そしてその隙に黒の騎士団は海中へと逃れ……。

ゼロの言葉の真意を問いただす黒の騎士団の面子。戦うことでしか志を果たせないと考える藤堂たちは、ゼロの弱気とも取れる発言をどう取るのか。イレヴンたちの特区への参加は誰も手を挙げず、ナナリーへの締め付けも強まっているような雰囲気。スザクはせっかく学園に編入したのに、すぐに休学。彼を縛るギアスは未だ健在で、スザクを生かそうとしたルルーシュの気持ちを嘘ではないと信じたいと思っている?

シュナイゼルはやはりできる男。ニーナは戦いに傾きすぎてない? 1年前の事件はどれだけ彼女の心を傷つけたのか。ニーナは未だに原爆開発の研究を継続中みたいだけれど、その成果がどれだけの人間を殺めるのか、そこまで思いが至っているのか。

100万人の特区への参加と引き替えに、自らの身の確保を提言するゼロ。って正気? 国外追放で手を打つってのは妥協点としては無難なんだろうけれど。特区日本への参加者と、そもそも黒の騎士団のメンバーへ秘密にして動くことの意味は。なんか未練もないとか言ってるんですが。

式典会場へは言葉通り100万超の参加者。ってゼロがいっぱい!? 取引を逆手に100万のゼロを国外へ逃すのがゼロの作戦だったと。その手引きをしたのは中華連邦。最悪の敵だからこそ、互いの手の内を知り、その信念を翻さないことを信じる。完全に分かたれてしまったかのようなふたりの道が、けれど、互いが歩んでいるからこそ成り立っているかのような矛盾。けれど、心の奥の奥でお互いを信じたいと願っているかのような描写がそこかしこにあるし、再びその道が交わることを夢想してもいいですか? まぁ、前期の容赦のないラストを思い出すと、最悪の展開がこそふさわしいのかも知れないけれど。

で、次回は特番。これは、どうしろと……。