僕みたいなバカにだって、言っていい嘘と悪い嘘くらい分かる! 昨日のあれは、紛れもない僕の本心だ!
美波のキスで幕を開けた明久の一日は波乱に満ちた一日になること間違いなし! 現場を押さえられ、もはや言い逃れできない明久を追い詰めるFクラスの異端審問会の会員たち(男子ほぼ全員) そして、美波の明久への積極的アタックを目の当たりにしたDクラスの美春は、試召戦争によってFクラスの(具体的には明久)撃滅を決意する。Fクラス最大の危機が迫る中、なんだか一部のひとたちは激しく恋の鞘当て中……どーなる!?
[tegaki]ずっと美波のターン!![/tegaki]
ってなくらいに、スーパー美波タイムがまるまる一巻続きましたね。姫路さんの扱いがかわいそうなくらいになっていきますが、一体明久はどっちを選ぶの? 爆発しろ!
突然のキスで明久と美波の半ば公認カップル化してしまった一日はまさに波瀾万丈。美春が本気で明久を敵視してくれたり、ラブコメで済まない領域に足を踏み入れかけた気もしますが、ふたりのいちゃつきはクラスメイトでなくとも殺意を覚えずにいられないレベル。女の子が簡単に髪を触らせちゃダメー!! てか、あのシーンの嬉し恥ずかしさは悶絶ものなんですが!!
そんな、ラブコメ方面はお腹いっぱいごちそうさまなんですが、物語がややシリアスよりのせいか、バカテスらしい笑いに繋がるシーンはこれまでに比べるとやや少なめ? まぁ、ここでどこまでもバカやられても、最後のシーンが引き立つわけではないので、これはこれでアリですが、コメディ路線を走ってほしいという私の希望とはちょっと路線がずれてきてるのかなあ。
しかし、明久はバカで鈍感なくせに、まっすぐに言葉を言うもんだから、最後大変なことになってしまってますよ? 美波ルート確定した雰囲気もしますが、姫路さんの思いも、明久以外は多分知るものだろうし、美波と姫路さんの友情と愛情を天秤にかけるような修羅場が、今後は来てしまうのか? そんな時にへたれたままでいるような明久ではないと思うけれど、きっとそんな場面に出くわしたら、彼は五体満足で明日の朝日を拝むことはできないのだろうなと、そんな確信もあったりするのですががが(笑)
hReview by ゆーいち , 2008/05/30
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