はじめてのことは全部怖いわ。でも、それしか方法がないなら、やってみるしかないって思ってる。
目を覚まさなくなってしまったゆり絵の魂は、生と死の狭間の世界に捕らわれてしまっていた。ゆり絵を助けるためには、女の子の生体エネルギーを集めなければならないと、デビルベアに聞かされた僚は、ゆり絵に変身。魔法の力でモテモテになった僚を襲う貞操の危機を乗り越え、ゆり絵を救うことができるのか。
シリーズ完結。これまでのお話でもほのめかされていた、ゆり絵の秘密が一気に明かされてって、これはアリなのかと思いつつも、大団円で終わりましたね。心臓の手術をここまで回避してきておいて、この巻のオチはご都合と思いつつも、ハッピーエンドなんだから良いんじゃないかとも思いますね。いや、このお話は、こういう結末でも許されるでしょう。
そんな感じで、ゆり絵を助けるために、僚がしなければいけないことは、女の子とのスキンシップでエネルギーを集めるという、まさにえろげ的展開。そして、僚自身がゆり絵の姿に変身しているので、百合百合~なシーンばかりで、でも、中身は男なわけで、その辺のギャップも楽しめるかと。むしろそこを楽しめと。
相変わらず、結構な感じで直接的な描写が多いので、生々しい印象ですが、だがそれが良い。本懐を遂げようとしたところで邪魔が入ったりと、最後まで行っちゃってはいないけど、やっぱりぇちぃです。
やたらと爽やかに完結してますが、同じ舞台で別のお話が今後展開するということなので、そちらにも期待したいですね。
hReview by ゆーいち , 2008/08/24
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