大地に触るんじゃないわよ……。大地を好き勝手にボコボコにしていいのは、この私だけなんだから!
顔を隠して歌手活動をしてきた渚に、芸能界デビューの話が持ちかけられた。顔出しのドラマ出演に乗り気でない渚は、大地を強引に付き添わせて東京のロケに赴く。一方、魔物を呼び出し、暗躍している正体不明の占い師により、浜森では謎の生物の目撃情報が続発していて……。
[tegaki]占い師しょぼ!?[/tegaki]
そして、その背後にもっと悪意を持った存在が出てきたわけですが、今回の事件の展開を見ると、シリアス路線に走ることはなさそうかなあ。
いろいろと張られていた伏線の回収が始まった感じもありますね。智仙丸とか、設定忘れてるひと多そうだけど。これって、アレですよね、じいちゃん? あと、無理にバトル要素を入れる必要はなさそうです。あんまり緊張感出ないので。
渚が芸能界デビュー? とかで、大地との距離が開くことに対する葛藤とかすっ飛ばして、ふたりの関係は落ち着くところに落ち着いたまま。むしろ、三角関係の残りの頂点である、朱里の行動が何かにつけて渚の心を波立たせている感じ。いい加減、大地は修羅場に巻き込まれて、自分の気持ちをはっきりさせるべきかと。
次巻以降は、消えてしまった大地の従兄が絡んでくるのかな。もう、いい加減黒幕も正体と目的を明かしてほしいところ。いや、本音としてはもっとラブ寄せした展開を見てみたいってことなんですが。
hReview by ゆーいち , 2008/10/26
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