生徒会長サマは放課後M!?

stars な、なんでも茉莉花に言わせないで! もっと自信を持って、命令して……よ。

同じ学園に通う御佐倉舜と籤宮茉莉花は幼なじみで主従関係。昔のとある出来事で、舜は茉莉花に頭が上がらなくなってしまって。けれど、とある出来事で茉莉花に命令できる立場になってしまった舜。それを機に、ひそかに憧れていた彼女を……?

[tegaki]脳内CVは釘宮で![/tegaki]

だってさ、ヒロインの姓が籤宮なんだぜ、そしてツンツンツンなんだぜ? 作中で「変態! 変態! 変態!」とか言って罵って足蹴にしてくるんだぜ? 明らかに狙っていますね。

茉莉花のカバン持ちをしてドレイ扱いを受ける舜が、偶然取ってしまった彼女の写真をネタに脅す、ってどんだけキチクなんだという筋なんですが、そこはそれ、レーベルのカラーからかそこまでひどい展開というわけでもなく、なんだかんだで茉莉花もノリノリに。日常のSっ気満々の茉莉花が、舜の言いなりになる過程でMっ気に目覚めていく過程がえろいですねー。

この手のお話だと序盤で一気に関係持ったりして、そのまま堕落一直線なんですが、本作だと、やっぱり日常では舜は茉莉花に頭が上がらず、けれどひとたびスイッチが入るとお互いの役割が逆転。そんな感じで、茉莉花がどんどんぇちぃくなって行く流れがなんとも美味しい感じ。

舜の、茉莉花の羞恥心を煽るようないぢめ方が、ここ最近の美少女文庫の中ではなかなか見ないマニアックさ(笑)で、でも、それで恥ずかしがる彼女の描写がまたお見事なせいで結構過激なことやってる割には愛がありますねー。最後のアレはえろげではよくありますが、この文庫では初めて見ました。まぁ、カラーピンナップでネタバレしてるんですが。

お話的には過去の思い出が今の関係の下地となって、そこから一歩踏み込むためめの舜の行動だったわけですが、さんざんいぢめられた割に、最後の茉莉花の幸せそうな微笑みを見たりすると、これはこれでアリなんだろうなあと。茉莉花の尻に敷かれつつ、それでもラブラブでやっていきそうな。

美少女文庫の中でもかなり濃い内容だったかなあ。イラストの神無月ねむの挿絵もぇちくてよろしかったです。

hReview by ゆーいち , 2008/11/10

生徒会長サマは放課後M!?

生徒会長サマは放課後M!? (美少女文庫)
巽 飛呂彦
フランス書院 2008-10
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