この子がいるから。僕の“
二之宮良子のもとを離れ、霊能力者の名家・天草沙代の家へと向かう雅人とキチ。だけど、辿り着いたところにあったのは人が住んでいない廃屋で……。しかもなにやら巨大なスズメが現れて、雅人とキチは山奥にある煌びやかな建物に連れて行かれ…。って、ガールズバー「雀のお宿」ってなに??
いったい、沙代はどこにいるの? そして沙代の身に迫る怪しさいっぱいの謎の人物たちは? 雅人が天草邸で見るものとは!?
最強の“ごえん”使い雅人と、なりたての福の神キチが贈る、大人気ハッピーラブコメ、第7弾。
あれー、前巻の沙代さんに迫った身の危険は、そんなオチで良かったのですか!? いや、別に、ひどい展開を期待していたワケじゃないけれど、煽るだけ煽っておいて、大したことなかったじゃないですか。沙代さん本人にとってみれば、あの扱いはどんな拷問にも勝る、ってなものだったのかもしれませんが。
ということで、天草の一族の本拠地へと、沙代さんを訪ねた雅人とキチは、あれよあれよという間に一族の頂点を決めるバトルに参戦する形に。最強クラスの雅人をして、脅威たらしめるくせ者揃いのメンツの中で、彼女を守るために、勝ち抜くことができるのかどうか。ハードな展開が予想されますが、このお話の雰囲気的にはマジバトルというよりも、別の方向で解決に至ったりするのかなあとか思ってしまいますね。まぁ、本気モードになった雅人とキチが共闘したら、敗北する絵というのを想像するのは容易ではないですが。総元締め的なザ・レディーと、沙代さんに妙な執着を見せるアヤカリの存在が気がかりではありますが、そう簡単にふたりの思惑通りに事が運ぶことはないはずですよね。
まぁ、逆に、不安様子というか、不確定要素としては二之宮さんの兄・速彦氏までも参戦しかねない勢いだということ。完全に人外の息へと足を踏み入れたモンスターと化してしまった彼を止めることが、誰にできるのやら。あらゆる意味で変態=最強を体現したかのような彼がこの局面でどんな役割を果たすのか。怖くもあり、また何もかも台無しにしそうで楽しみでもあり。
そして、恋愛方面では悟りの境地に至った二之宮さんとは裏腹に良い感じに雅人に対して素直になれない沙代さんが距離を詰めてるかなあ。静と動な感じのタイプの違うふたりの見えない恋の争いにも注目したいところですね。肝心の雅人はそのどちらにも妙な期待を持たせているだけに、彼こそしっかりしろと言ってやりたいところではありますが。妹的な扱いをされてきたキチも、ついに自分の中の恋ごころを自覚したのか、一気に女の子な雰囲気をまとってきましたね。誰よりも雅人に近いポジションにいる、彼だけの“
恋もバトルも大盛り上がりしそうな次巻も期待です。
hReview by ゆーいち , 2010/09/10

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コメント
コメント一覧 (2件)
記事きてたー!
もうしないのか残念に思っていたのですが、そんなことはなかったぜ!
相変わらず感想を読むのが面白いです。
これからも趣味の範囲で続けてくださいね!
ありがとうございます。
幸か不幸か更新のネタは文字通り山ほど積み上がっていますので、1日1冊でもなんとか更新できればなあと思ってます。