暑くなる前にケース内の熱対策しておきたい
現在使用しているケース SILENCIO S600 は文字通り静音性に重点を置いているという意味で、いわゆる窒息ケースに分類されていると思われます。
寝室兼用の自室で置いてあるPCなので静かなのに越したことはないのですが、やはり夏場などPCの電源を入れっぱなしにするには過酷な環境ではありますので、できるだけケース内の温度は下げたいなというのが夏までの課題でありました。
まだまだ寒い時期ではありますが、暑くなってから急いで対策するよりも少しずつ効果的な対策を施していこうと考え、まずは前面ファンを2基に増やし HDD へ風を当てるようにしてみました。
購入したケースファンはこちら
サイズの静音ケースファン120mmです。スペックはこんな感じ。
超静音というほどではないですが、1000円未満という価格の割にバランスの取れている製品ということで選んでみました。
ケースファン追加位置
前面パネルを開けると、ファンは3箇所取り付け可能になっています(内1個は5インチベイを取り除く必要あり)。
今回は最下部に 120mm のファンを追加して HDD のマウンタに空気の流れが当たるようにしてみます。
作業自体は割愛。ファンの向きを注意して取り付けましょう。今回購入したファンは通常のファンと回転方向が逆になっているようで、動かしてみると少し驚きましたが問題ないようです。
ケースファン増設の効果は?
ケースファン増設前に CrystalDiskInfo で HDD の温度を記録しておきました。内蔵 HDD は D ドライブと E ドライブですので、増設前後で温度変化を見てみます。
ケースファン増設前
ケースファン増設後
増設したファンの空気は直接的にドライブベイに当たるようになっているとはいえ、マイナス4~5℃はできすぎな結果ではないかなという感じ。同じケース内に設置してある M.2 SSD の温度はどちらも34℃ということで室温はそこまで影響してないかと思われます。
動作音は?
近くで意識しないと聞こえないくらいで、増設前と比べても変化はほぼ分かりません。ファンコントローラーで回転数も抑えているためかほぼ無音で動作してくれています。1000円の追加投資でこの効果なら損はないですね。
これで、吸気×2、排気×1の構成で正圧状態になってると思われますが、トップパネル部分もメッシュパネルにしてあるので、自然排気はされてるはず。バランスを取るとしたら、次はケース天井に排気ファンを付けてみて、さらなる変化を見てみたいところですね。
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