昨年にアルテグラのペダルを購入してSPD SLを使い始めて1年余り。
最近、ペダルを回すと定期的にカチッカチッと異音がするようになってきて気になっていました。いろいろ試したところクリートをはめずにペダリングすると、その音がしなくなるのでクリートの問題と当たりを付けて交換してみました。
だいぶ消耗しているクリートを交換
SPD-SLのクリートの消耗具合は色の付いた樹脂部分の残量で概ね確認できます。後ろの部分については小さく基準となる線が書かれているのでそこが消えてしまったら交換のサインということですね。
左右の足で消耗具合が違いますね。ライド中は左側の付け外しが多いのでどうしてもそちら側の削れる度合いが大きくなるのかも。
SPD-SLのシューズで歩き回ったりはあまりしないので地面で削られる割合はあまり高くないと思うのですが、クリートの交換期限については意識したことがなかったのですが、異常を感じチェックすることで交換時期の見落としを避けることができました。
交換前に現在のクリートの位置を忘れないようにするために、裏面の取り付け位置をペンなどでメモってから取り外して交換。作業自体は簡単に終わるので手間でもないのですが、取り付けネジにグリスを塗るのを忘れて付け直すハメになりました。
以上でクリート交換が完了。今回も黄色クリートを選択しました。とりあえず、この後、乗ってみて異音がなくなれば万事解決となります。
模造品が多いので真贋判定も実施
クリートの偽物が出回っているという話題は結構前から目にしていて、そういうのには手を出さないように気を付けております。消耗品は急ぎの場合などはついつい通販などに頼ることもあるので、やはり安いものには何かしらの理由があるということをキモに銘じて信頼の置ける業者を選ぶか、お世話になってるロードバイクを購入した行きつけのショップなどで購入するのが安心でしょうね。
偽物を購入してテストしているブログなどを見ると、10日で壊れたとか耐久性なさすぎだろというような情報もあるので、さすがに命を預けるようなパーツに数百円~千円程度安いからといって選ぶのは文字通り自殺行為なので厳に戒めないといかんですね。
ちなみに、私が購入したイエローのクリートの対策パッケージの品番は「Y42U9801A」と末尾にAが追加されています。他の色のクリートも末尾にAが追加されているようですね。
正規品と分かっているけど真贋テスト
そんな中、シマノの対策が話題になっていましたね。パッケージの変更や正規品をチェックするためのスマホアプロとQRコードの導入など、どれくらいの効果があるのか、これから徐々にパッケージの入れ替えが進んでいけば模倣品もそれと分かるようになって購入者から忌避されていくことに期待です。
パッケージに貼られているシールを剥がすとQRコードが出てきます。これが製品固有のIDとなり、インストールした正規品判定アプリで読み取ることで正規品かどうかの判別ができるという仕組み。何回も同一のQRコードをアプリで読み取るとその後は正規品判定ができなくなるらしいので、パッケージの再利用も防げますね。そもそもQRコードがそのまま見えるようになっている状態で入手した場合は、それ自体が怪しいので疑った方が良いかもしれません。
写真のように固有のQRコードが印刷されているので、これをシマノ正規品判定アプリで読んで判定を行う仕組み。結構な数が出るであろう消耗品にコスト掛けてるなあという印象。
あいにくと非正規品は持っていませんので正規品判定の結果のみですが、入手経路が怪しかったり中古品としてオークションやフリマアプリで購入したりした場合はチェックした方が良いでしょうね。裸の状態で届くようだと使用は危険といわざるを得ません。落札・購入前にしっかり確認しましょうね。
というか、最近はAmazonだと「SPD-SL互換品」とか書いてあって堂々とし始めてるのもどうなんだという感じですね。Amazonで買うならシマノが直接販売している製品を買うのが一番安全ではないかと。
ということで初のSPD-SLクリートの交換はつつがなく終了。冬に走らないから次の交換はまた1年後ですかねえ。
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