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涼宮ハルヒの憂鬱 Tag Archive

涼宮ハルヒの分裂

涼宮ハルヒの分裂読了。

なんとも谷川流らしい展開ですね。この分岐・平行世界を小説の形態で描いてみせる手法とかは『学校を出よう!』シリーズを彷彿とさせたり。

話の筋としては、上下巻構成ということで、起・承の部分が主なため、これから盛り上がるぞというところで終わってしまうのが、激しくお預け感。続刊は6月発売予定ということで、それほど待たされることもないので安心ですが、それまでは今回の展開のオチをあれこれ想像して楽しむとしますか。

しかし、こうもあからさまに、SOS団の対となる存在・新キャラクターを出してくるとは。彼女らグループの登場自体が、どういった意味を持っているのかなど、後編ではそれこそ驚愕の展開に期待したいですね。
SOS団のキョンにあたるポストが、佐々木さんのグループに存在しないあたりが、明暗を分ける、のか?

涼宮ハルヒの憤慨

涼宮ハルヒの憤慨読了。

真・ヒロインの座を揺るぎないものにすべく長門さん大活躍。

すでにハルヒは舞台装置としての役割しか与えられなくなっているような。デウス・エクス・マキナ? まぁ、万能っぷりでいったら、やはり長門さんの方が恣意的にあれこれできるので、ジョーカーとしては彼女の方が便利そうですが、もう、なんでもアリだなぁ。

あ、それと、ハルヒがずいぶんと丸くなっている、というか、普通に可愛いんですが。キョンの恋バナに興味津々でくじを(無自覚に)引かせてみたり、ツンデレ比が少しだけデレに寄ったような感じ。そんなハルヒの変化を知ってか知らずか、彼女の望むまま、彼女の眺める方向を、一緒に見ようと自然に思ってしまうキョンもずいぶんと感化されてるというか情が移ったというか、さらりと流しているようですが、SOS団結成から一周年を目前にした団員の心境の移ろいとかはなかなか興味深くもあります。

長門さんの内面を描いたっぽい私小説「無題1~3」の内容も意味深で、なにやら暗喩っぽいのもありますが、目的のためだけに遣わされた彼女の、自らの名前のの由来だとか、存在の意味を見つけたことだとか、何気に詩人なところが垣間見られて美味しゅうございました。

涼宮ハルヒの陰謀

涼宮ハルヒの陰謀読了。

朝比奈さん朝比奈さん朝比奈さん!!

長門長門長門!!

くは~、なんかこの二人の見えざる対決に転げ回る思いですよ。というか、やはり長門。ツンデレ! というか、ツンツンツン!! 微妙に朝比奈さんに対抗意識を燃やしたり、ほんの少しの期待感を微妙な所作で表現してくれたりと、長門の魅力満載の長編でした。

ハルヒ? あ、いたね、メインヒロイン。舞台となる時間軸にあるイベントといったらアレしかないでしょうという感じなので、驚きはなかったのですが、ツンデレというならハルヒの方がよほど分かりやすいですね(笑) その後のもう一段のオチには感心させられましたが。さすが谷川流。こういう細かいイベントにすら伏線を張りまくる芸の細かさよ。また次巻以降で回収されるべき謎がどっさり出てきたという感じですね。

なるほど、未来の手により過去を規定するというタイムパラドクスものというのは盲点。そして、いずれは至るべき未来からの来訪者であるはずの朝比奈さん他を敵視する現代の謎の組織など、まだまだ一筋縄ではいかない様相ですね。統合思念体の派閥争いとか、ハルヒを巡る敵味方各陣営のカードもだんだんと切られてきたような印象。なんか、鶴屋さんはもろジョーカーっぽいけど。なんか彼女、巻を追うごとにはっちゃけっぷりが素敵なことになっていきますな。一体何者なんだか。

何はともあれ、表紙の朝比奈さんはやたらと可愛いやら色っぽいわ、長門は相変わらず魅力的だわ、かつてない文量の本巻でしたが、十二分に堪能させてもらいました。

しかし、ハルヒはだんだんとイベントトリガーの役割しか演じなくなってるような……。とっととフラグ立てを進行させてくださいませ。

涼宮ハルヒの動揺

涼宮ハルヒの動揺読了。

また、長編でなく、短編集。ううう、長編の続きが早く読みたいのです。

単発のエピソードが続いてるので、どうにも微妙な感じがしますね。ハルヒの活躍(?)もあまりないし。長門さんやみくる先輩へ焦点が当てられているので、そちらのファンの方は満足度高いのかもしれませんが。あぁ、でも、ヒトメボレLOVERで勘違いして微妙な笑顔を浮かべるハルヒの表情は、想像すると結構可愛いかも……。まぁ、キョンへの恋愛感情から来たものではなく、単に自分のものだと思っていたものが、移り気した事への怒りから来たのではないかと……って、これって嫉妬じゃん(笑)

で、まぁ、最後に収録された朝比奈みくるの憂鬱で、次巻への伏線は張ってくれたようなので、次こそは消失から続く長編になってくれることを期待なのです。

涼宮ハルヒの暴走

涼宮ハルヒの暴走読了。

「エンドレスエイト」 4巻でも語られていた、終わらない夏休みのエピソード。こういうループものって比較的よく見かけますが、本作は良く描けていた方なのではないかと。事実に気が付いて、ループから抜け出そうと必死にあがくという基本を抑えた展開でしたね。まぁ、オチは、意外というか、「へ? ンなコトで?」レベルでしたが(^^;

「射手座の日」 長門さん、可愛いよ、長門さん。やばい、巻を追うごとに、長門さんがどんどん可愛くなってきてますよ!? スーパーハカーも裸足で逃げ出すその技術に戦け、コンピ研。

「雪山症候群」 え~と、これで一応片が付いたのかな? ミステリ対決の余興は語られず終いなんだろうか。不思議時空の原因も何がなんだかなので、これも次巻以降への伏線と見て良いんでしょうか。

閑話休題的な巻と思っていたら、前巻と次巻への絶妙な橋渡しをしてるようなエピソードばかりでしたね。特に、「エンドレスエイト」であれだけのループを経験したなら、それは確かに良くも悪くも影響は出ますよね。この辺が前巻のお話に繋がっていると思うのですが、刊行される順と、作中の時系列が一致していないので、やや混乱気味でしたよ。既刊を再読するという狙いがあるのなら、それは大いに成功してると言って良いと思いますが(^^;

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