若作り(過ぎる)孫馬鹿おじーちゃんが、大活躍するお話。ちょっとだけ幼なじみもあるよ。
設定からして無茶、というか、こういう話は漫画向きな気もしますが、テンション高くてこれまた一気に走りきった感がありますね。
軽快に、テンポ良く綴られる文章は気持ち良い反面、それがマイナスに感じられる部分も。重いシーンなのに、じーちゃんノリノリなのでぶちこわしです。そりゃ、地の文でもツッコミ入ります。
世界設定が語られる割に、それが作中で有効に活かされてないのが気になりますが、シリーズものとして今後の展開を考えてるせいかな。せめてもうちょっとだけ、語りを入れてほしかった。
で、結局何が言いたかったかといえば、じーちゃんは大事にしろよ、と。じーちゃん、元気なのは良いけどもうちょっと普通にしてくれよ。でも、やっぱり、こんなじーちゃんが大好きなんだな、と、そんな当たり前のことを、主人公ジェットが気付かされる、そんな暖かい物語。
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