電波的な彼女

2005年8月30日

電波的な彼女読了。

ダークながらもぐいぐいと作品世界に引き込まれたので、読み応えがありました。作中でさらりと流されてるその他の猟奇事件も今後扱われるのかなと思っていたら、次巻でしっかりその内の一つが扱われていたりして、やっぱりねという感じです。

本作でいえば、(真)犯人の正体は早い内に分かっていたものの、その語り口が非常に電波で、これはダブルミーニングといった風情。いや、マジで怖いです。ネットに流出する写真の件とか現代ならではの狂気の拡散具合が見て取れて……。実際にそれに近いことが現実にあるだけに、程度の差こそあれ人ごとには思えないというか。

所々、ぞくりとさせられる部分がありましたし、既刊を一括購入したのはハズレではなかったかな。

でも、電波な彼女が目の前に来たら、主人公でなくても逃げると思いますね。正直なところ。