今回は結構いい話系の短編揃い。長さも適当で読みやすくて、さくさく楽しめましたね。本編の暗さが、過去話の研修生変では感じられないけど、未来に待つ悲劇を思うと手放しで楽しめるわけでもないのが微妙なところ。
そして、第7話に持ってきた、京介と礼子の出会いのエピソードが反則。すでに終わりが見えかけている二人の、ささやかな出会いの出来事が、ここまで眩しく見えてしまうのは、感情移入が過ぎるのかもしれませんが、それでも、京介にとって最も幸福であった時期なのは間違いないわけで。願わくば、本編も、現状の切なさも絶望感もなくなって、この日のような笑顔の日々に巻き戻って、あるいは歩みを進めて欲しいものです。
コメント