[tegaki]「俺と沙奈歌は」 [/tegaki]
[tegaki]「本番アリ」 [/tegaki]
[tegaki]「バカかーッ!」 [/tegaki]
自称ハッカーな主人公・広野と自称腐女子なヒロイン・沙奈歌の、夢に真っ直ぐで、恋に不器用な物語。作者氏が技術屋、UNIX屋なので、コンピュータや関連技術の描写は嘘くさくなくていい感じにリアル。主人公の設定を張りぼてにせずにしっかりと厚みを持たせてくれてますね。クールを気取りつつ、決めるところではやたらと饒舌に、格好良く、恥ずかしいセリフを臆面もなく吐く様は、どこのえろげーの主人公だよ、みたいな感じも。
逆に沙奈歌が腐女子という設定は、広野との出会いをお膳立てするための下ごしらえ以上に意味が見出せなかったかも。住まう文化圏が違うのだから、会話が理解できないのは当然。広野のハッカー知識にハテナな沙奈歌と、BLやらを熱く語る沙奈歌にハテナな広野の断絶みたいなのは生じて当然なのに、そこをあまり経ずに、ごっこの恋人から本番アリ(嘘)になってしまってるのがちょっと残念。
ヘヴィな展開の終盤の、沙奈歌の独白後の爽やかなエピローグ。それぞれの生き方をひたすらに貫くことを選択し、その隣に立ってくれる特別な誰かを見つけられた広野と沙奈歌が見る夢の明るさが、爽やかな余韻を残してくれました。
……番外で良いから家庭教師のお姉さんプレイを希望。や、普通に続編でも……っ。
コメント
コメント一覧 (1件)
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