断章のグリム〈4〉 人魚姫・下

2013年4月18日

断章のグリム(4) 人魚姫・下読了。

うげげげ!

グロい! 悲しいけどグロいよ! 何この悲しい狂気は。

前巻で語られなかった神狩屋と志弦の過去。その部分の描写自体は作品全体に比べるとさほど大きい割合を占めているわけではないのに、その壮絶さは本編で起きた泡禍の巨大さをすら霞ませるほどのインパクトが。
志弦の遺書の件は本気で寒気と吐き気が。今度はカレーシチューが食えなくなる。

関わったものは否応なく不幸になる泡禍の悪夢。かつてない規模で死屍累々としたストーリーでどこにも救いがないがやりきれない。

唯一、泡禍に関わりながらも、その狂気に侵されていないように見える主人公・蒼衣も、今回の志弦のエピソードを見てしまうと、正常に見えること自体がすでに壊れてしまっているように見えて仕方がないですね。

果たして彼らの未来に救いがあるのかどうか。最終的な目的も何もなく、ただもたらされる惨劇と悪夢に立ち向かわざるを得ない彼らはどこへ向かおうとしているのやら。