短編集で、演劇部のメンバーや、真帆の妹・夏樹が主人公だったりの4エピソード。毒舌分がどんどん薄くなっていくので、なんか普通の恋愛ものに成り下がってしまったんじゃないかなあ。や、所々でトラウマになるような悪口雑言は炸裂していますが(笑)
ラストエピソードの部活合宿で、一之瀬先輩との距離の隔たりを感じてみたり、ちょっと勇気を出して一次接触を試みてみたりと、真帆の性格もだんだんと積極的に変わりつつある感じ。この辺の成長が実感できるというのはなかなか良いもの。通して読むとなお顕著に分かるんだろうな。
そんなこんなで今後は真帆の身近に潜むという、黒幕な悪魔との対決を経て完結を目指していく展開かな。微妙に走ったりするけれど、その根底は結構お気楽な作品だったりするので、肩肘張らずに楽しませて貰えそう。
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