逆転裁判4 その2

逆転裁判4ようやくコンプリート。

過去と現在を繋ぐという部分で、今回の4つのエピソードの密接な関係というのはこれまでのシリーズ譲り。最後のあのシステムの存在はちょいと疑問が残りますが……。逆転裁判でああいうメタ的な視点から物語を俯瞰することになろうとは。

今回から主人公が成歩堂から王泥喜(オドロキくん)にバトンタッチということで、7年前に起きた成歩堂の最後の法廷から、今回のラストエピソードまでの長い時間をかけての世代交代が描かれた形になりますが、最後の成歩堂の活躍を見たりすると、主役を食いかねない名演ぶり。個人的には成歩堂あっての逆転裁判という印象は、払拭されないままでしたかねー。これまでのキャラクター達が、濃すぎたというのもありますが、今回出てきたキャラクター達はいまいち突き抜け具合が足りなかったような気もします。

エンディングがやけにあっさり気味なのが不満と言えば不満。もうちょっと余韻を残した終わり方だったら良かったかな、と。

まぁ、それを差し引いても、非常に楽しめたお話。シリーズの正常進化系として、安心して楽しめる作品であるのには間違いありませんね。でも、欲を言えば成歩堂のお話をまた見てみたいとも思います。