とある魔術の禁書目録SS

2007年7月10日

stars 短編集 だけどストーリーはしっかり進行

一触即発の危機的状況に発展したローマ正教と学園都市の対立。今にも戦争が勃発しそうな緊迫した状況の中、それぞれの勢力の面々は、平穏とはちょっと離れた、けれどもいつも通りの日常を過ごしているようで。

学園都市の上条と一方通行の明暗くっきりな生き方はともかく、採る手段は違うものの、目指す方向が微妙に似通っているのが良い感じ。一通さんにおかれましては、日常と別離したことで、より純化し、特化した凶悪な手法で血にまみれつつも、人知れず誰かを守り続けるダークヒーローに成長していきそうな。〈グループ〉の面々も多かれ少なかれ上条と縁があったりして、そんな癖の強い連中とともに一通さんがどんな逆襲を企ててくれるのかも楽しみ。

それぞれの場所で、それぞれの立場で、全世界規模の科学サイドと魔術サイドの対決に備える人々。上条と関わり、救われた人も、打倒された人も、いろいろな想いを抱えつつ、最終的に全ての意志が収束する地点で、再び彼に相まみえたときに、どのような行動を取るのか。物語的にはそろそろクライマックスへ突入なのかな?

hReview by ゆーいち , 2007/07/10

とある魔術の禁書目録SS

とある魔術の禁書目録SS
鎌池 和馬
メディアワークス 2007-07