小さな国の救世主 〈5〉 オツカレ賢者の巻

2008年8月19日

stars 今どき少年の英雄譚 完結!

リューカ姫、サラサ、シーデの3人が来日。観光と、取材を受けることを兼ねて初めて訪れた日本は、セリカスタンとは全く違った風景が広がっていて、久しぶりの龍也との再会もあって皆上機嫌。
某国の捨て身のテロ作戦が日本で密かに進行していたことに気付いたとき、自らの力のみでそれを阻む決意をする。

むー、4巻で終わっていても特に問題がない感じの最終巻。舞台を日本に移して、セリカスタンとは違った、治安と秩序が高く保たれた日本で、密かに進行するテロの脅威に、母国では一介の浪人生である龍也と、観光客に過ぎない3人娘が、個人として立ち向かうお話。
所々で国の上層部の官僚たちの、正義感に基づく超法規的な決断が語られたり、日本の警察機構についての饒舌な語りが入ったりと、もと警察組織に所属していた経歴を持つ鷹見一幸の独壇場? まぁ、この辺、やたらと美化されすぎてるような嫌いはありますが、お話の都合上仕方ないのかなあ。

龍也にしてもセリカスタンで学んだことが、日本での生活の中で忘れてるような部分があったりと、成長してきたのかなあと思ったら、これまでと同じような言動を繰り返したりと、ちょっとその辺は違和感。

相変わらず、敵となるキャラクターの行動が場当たり的でマヌケに見えてしまったり、どうにも危機感が感じられない展開ですが、所々で良いセリフとかはあったし悪くないのかなあ。
ただ全体的に見ると予定調和な物語になっていて、理想を高く語られたという印象が強く残ってしまいますけどね。

hReview by ゆーいち , 2007/08/18

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