ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 を観てきた

2019年7月21日

公開初日に思い出したかのように観てきました。世間的にあまり評判になってないというより、私がほとんど事前に情報を集めていなかったせいか、満員の劇場を見て少々驚かされました。みんなエヴァ好きなんだなあと妙な親近感を感じたり。そして明らかにリアルタイムで見ていない世代、果ては小学生低学年の親子連れがいたりと、変なトラウマ植え付けられなければいいなと余計な老婆心まで抱いたり(笑)

てなことで、全開の劇場版から10年。TV放映から12年。今さらリメイクなんてどうよと思いながら見たら、とんでもない。確かに完全新作と謳うだけの出来。クォリティについては言わずもがな、キャスト陣の演技も、良い意味で円熟した、過去作品とはまた違った、大人びた印象を受けました。声優陣も自分の中で自分なりの解釈でもって新規に作品に望んだという感じ。同じセリフでも、TV版と本作では、ニュアンスの違いが感じられるのは、あるいは観ている私の方が持っている予備知識が補正をかけていたのかもしれませんが。
また、情報過多な演出自体は比較的抑えめ? 映像の情報量は圧倒的に増えてますが、洗練され、必要な情報が適当に提供されてるように思えたので、混乱するより今後の展開がどうなるのか予想するのが楽しくなってしまいますね。

「序」におけるストーリー展開は、ほぼ TV 版そのまま。一部設定に改変があり、使徒のナンバリングが異なったり ((サキエルが第3使徒から第4使徒に、シャムシエルが第4使徒から第5使徒に、ラミエルが第5使徒から第6使徒になっている))、その他気付いたこともいろいろあるけど、かなりネタバレになりそうなので自重。
何はともあれ凄い作品でした。次回予告も大変期待させるもので、次から大幅にストーリーが変わってきそう。この作品が新訳なのか新約なのか、とにかく次も絶対観なければいけないと思わせる導入編でした。否定派の人も1度は見ておいて欲しいなあ。

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