C3-シーキューブ

2007年9月19日

stars 水瀬葉月の新シリーズ 鬱分控えめで初めてでも安心

父・崩夏から春亮の元に送られてきたのは謎の立方体。厄介ごとに関わるのを避けるために放置していたのもつかの間、その夜、春亮はその正体を知ることになる。銀髪の少女の姿を模して現れた彼女・フィアは、呪われた「ある」道具で……。

『ぼくと魔女式アポカリプス』の水瀬葉月の新シリーズ。魔女カリに比べると全体的にライトな感じで、氏の作品らしいブラックさやグロさなどの要素は健在ながらも、比較的導入としては穏やかな展開です。

主人公が前向きで、周囲の女性キャラもなんだかんだで彼を立てるような感じで手を貸して、敵に立ち向かう正統派なストーリー。相変わらず敵方として登場する人物は壊れまくっていてなんとも救いようのない性格で、せっかくの良さげな相方キャラも速攻退場させたりと、その辺は相変わらずですが。

委員長キャラの設定については、魔女カリだったらあり得ないような救済フラグを持たせて、その部分は結構不満だったりするんですが、全作のあまりにダークな展開が商業的にいまいちで、本作のような方向転換なのだとしたら、致し方なしにしても残念極まりないですねえ。
そして、そう思いつつも、今後の全滅フラグの成立にそこはかとない期待もあるのですが。

hReview by ゆーいち , 2007/09/18

C3-シーキューブ

C3-シーキューブ (電撃文庫 み 7-7)
水瀬 葉月
メディアワークス 2007-09-10