突然始まる携帯電話ライフ 後半の超展開は……
ある朝、目が覚めたら携帯電話になっていた。俺・藪沢大地の日常は突然、非日常に変わる。俺として存在している携帯電話の他に、ちゃんと人間としての俺もいるし、これは一体何が起きているのか? ……そして、俺は元の身体に戻れるのか?
しゃべれず、動けずの携帯電話にある朝なってしまうという、今時の「変身」 自身の日常生活を客観視しながら、人間関係とかにいろいろと思うことを語りつつ、なぜか後半は雰囲気が変わって置いてけぼり。
なんというか、もう、雰囲気ぶち壊しですよ。魔術がどうとか、姉妹の確執がどうとか、主人公からしたらどうでもいいというか、どうにもならないことで、物語の展開が、そんな主人公を放置して、他のキャラによって進行してエンド。何が言いたいのかよく分からないまま終わってしまったので、もやもやした読了感ですね。主人公の思い人、冴子や亜矢へのフォローがほとんどないし。投げすぎ。
と、思ったら、続刊出てたのね。でも正直、続きは気になるけど、あらすじ知るだけで十分に思えてしまうなあ。
hReview by ゆーいち , 2007/11/03
- 携帯電話俺
- 水市 恵
- 小学館 2007-06-19
コメント
コメント一覧 (1件)
[水市恵] 携帯電話俺…
目が覚めたら携帯電話になっていた。でも目の前にある俺の身体は動いている。どうやら俺の偽者が身体を使っているらしい。しかも、俺の声は誰にも届かないようで、友人の悟やあこが…