バカ要素と燃え要素のいい配合 明久 なんか格好いいぞ!?
文月学園の学園祭が迫る。Fクラスは出し物の内容も決まらず、代表の雄二は翔子に迫られっぱなしでそれどころじゃない模様。前回の試召戦争での敗戦で、よりひどい有様になったFクラスの備品は畳と卓袱台から、ござとみかん箱に……。そんな中、瑞希の父親が現状のFクラスに愛娘を在籍させるなど言語道断と転校を勧めているとか。学園祭で資金を集め設備を改善、そしてFクラスの真の実力を示すために、試験召喚大会での優勝を狙う明久・雄二コンビだったが……。
うむむ、1巻に続いて笑い所の多い作品です。どいつもこいつも頭悪くて、そのくせ行動力があるから始末に負えない。明久と雄二の掛け合いはバカなノリが全開だし、ヒロインズな瑞希と美波の積極的なアプローチが空回りして、果てはあらぬ誤解に悶々としたり、「秀吉は性別が『秀吉』で良いと思う」とかいうあほな名言も生まれたり(笑) なんというストレートな物言い。もう、好きにしてください。って、秀吉の反応がいちいち性別不詳に拍車をかけてる、というより中身が女の子になりつつあるようなないような。ヒロインズの最大の恋敵が彼(?)ってのは、ねえ。
バカだバカだと言われ続けても、最後の最後で男を見せてくれた明久。前巻のバカぶっちぎりな展開も楽しかったんですが、ここに燃え要素が加わって、いい感じの配合になるとゾクゾクさせられます。男を上げたシーンだけど、その分他の場所でぶっちぎりのストップ安で男を下げてるので、その収支やいかに?
いやいや、今回も楽しませていただきました。ブラボー。
hReview by ゆーいち , 2008/01/12
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[井上堅ニ] バカとテストと召喚獣 2
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