ぼくは決めたんだよ。学校に湧く妖怪は、もう一匹たりとても見逃がさないって。
イタチさんを一員として迎え、学校の不思議現象への対処は美術部の役割になっています。今日も今日とて持ち込まれる相談事を、まじめなイタチさんと一緒になって解決。犬神憑きに、秋祭り、プールの怪異、そして年末の大決戦まで、二学期も盛りだくさんでお送ります。
イタチさん、かわいいよ、イタチさん。
もう、なんかそれだけで十分なくらいの展開ですが、新キャラも迎え賑やかささらに増の第2巻。
妖怪退治のバトル分は最後の章以外はかなり薄いのかなあ。いや、どれもこれも、緊迫感とは縁がないので、どこかほのぼのとした戦いになっているんですが。
そうすると、後はイタチさんの可愛さをとことん楽しむだけになるわけですが、今回もなかなかにサービスシーンも多くて、水着ですよ、水着。照れ照れな彼女の姿を眺めつつ、まったりと楽しむのがこの作品の正しい楽しみ方かも。
最初にイタチさんと交わした約束は、最後まで果たすつもりのない約束として、真一と彼女の間で共通の認識に変わっていったのかな。人間世界慣れしてないイタチさんが、年越しの後、真一と嬉しそうに交わした会話は、この先の幸せも暗示していそうですね。
hReview by ゆーいち , 2008/06/14
- ほうかご百物語 (2) (電撃文庫 (1606))
- 峰守 ひろかず
- アスキー・メディアワークス 2008-06-10
コメント
コメント一覧 (3件)
はじめまして。まじかるといいます。
いつも読書感想いつも楽しく読ませてもらっています。
私も先日ほうかご百物語2を読みました。ワンパンチ欠けますけど、雰囲気はいい感じの作品ですよね。次巻が楽しみですね。
あと勝手ながら私のサイト「ゲーム・アニメ・ラノベを楽しむ日記」に当サイト様へリンクを張らせてもらいました。基本的にはライトノベル感想リンクです。
もしよろしければ当サイトと相互リンクしていただけるとうれしく思います。
不躾なお願いですが、ぜひよろしくお願いします。
>まじかる さん
コメントありがとうございます。
電撃小説大賞の金賞は結構無難な作品なんですかね。
『ほうかご百物語』も『お留守バンシー』みたいな、盛り上がりはあまりないけれど、まったりと作品世界を楽しめるような感じを受けます。
ただ、キャラの可愛さだけで続けるのも大変そうなので、そろそろ一波乱くらいはほしいかなと。時間があるとすれば三学期のエピソード、そこで完結するにしても何か心に残るような展開を期待したいですね。
また、リンクありがとうございます。当方からもリンクさせていただきましたので、こちらのコメントでご報告とさせていただきます。
リンクして下さりありがとうございます。
これからもレビューを読みに来ますのでよろしくお願いします。