好き好き大好きお姉ちゃん―ベタ甘☆カフェ同棲

2013年4月18日

stars おはようからおやすみまで、ゆりかごから墓場まで、お姉ちゃんはるーくんを見守りつづけるからねっ。

念願の喫茶店の開業にこぎ着けた斗和子は、もう一つの夢も同時に叶い、まさに幸せの絶頂だった。最愛の弟・晄とのふたりっきりの生活がいよいよ始まるのだ。半年間の離ればなれの生活で斗和子の我慢はもう限界。思う存分いちゃいちゃラブラブできる、姉弟の蜜月がいよいよ始まります。

[tegaki]甘あああああい!![/tegaki]

だだ甘ってレベルじゃないぞ。毎晩「お姉ちゃんを好きになる」と枕元でささやくとか、弟の欲求不満を解消するために自分をおかずにしてと言い出すとか、もう、ダメだこの姉、早く何とかしないと……。そんな印象を受けるただただひたすら姉弟がいちゃいちゃラブラブするお話。斗和子のぶっ飛び具合は、青橋作品の中でも屈指ですねえ。ちらっと作中に存在がほのめかされる『約束~彼女はウエイトレス!』 ((この作品もかなり好き。えろえろです。))の真琴姉を凌ぐね、これは。この弟愛は異常(笑)

物語の流れ的には、弟溺愛な姉・斗和子が開いた喫茶店に晄が引っ越してきて、念願のタダレた性活を手に入れたところからのいちゃラブがひたすら続くわけですが。今時の需要を満たすためなのか、女装していたしたりとそんなシーンもあったりでにやにや。可愛い男の娘はやはり正義。てか、女装した晄、めっちゃノリノリなんですが! そういうある種背徳的なシーンもあるのに――いや、そもそも姉弟ものなのでその時点でアレですが、とにかくラブラブしてるんで、楽しんでるな君たちな感想しか浮かばないってどんだけですか。

こういうひたすら甘いお話は頭空っぽにしても楽しめるから癒されますね。青橋由高作品は、あんまりキャラクターが多数登場するものよりも、こういうひとりのヒロインといちゃいちゃしてる作品の方が好きです。基本、斗和子が晄を責めるシチュエーションですが、たまに逆転したりとバリエーションも豊富。えろえろなお話としても私には大満足ですね。青橋作品の中でもこれは屈指の作品に私内部で認定です。いやいや、美少女文庫はたまにこういう作品出てきますね。てか、青橋作品がやたらと私の好みに合っているというだけかもしれませんが。

イラストはちょっとぇちぃ要素が薄いかなあ。同時発売の『My姫』とかと比べると残念な気持ちになりますが、絵柄的には作品の雰囲気にはぴったりだったと思いますね。ああ、もう、このだだ甘っぷりは大好きだ。こういう路線の話は、定期的に書いてほしいなあ。

hReview by ゆーいち , 2008/08/03