ハイスクールD×D 1 ―旧校舎のディアボロス

stars どうせ死ぬなら、私が拾ってあげるわ。あなたの命。私のために生きなさい。

「初めてできた彼女に殺される夢」を見た兵藤一誠。そんな彼女などいなかったという現実に疑問を感じながらの毎日、今度は本当に、黒い翼を持ったファンタジー世界の住人に殺されかけてしまう。そんな彼を救ったのは一誠の通う学校のリアス先輩。見目麗しい先輩は、一誠に微笑みかける。「私は悪魔よ」と。普通の人間から一転、悪魔の下僕と成り果てた一誠の明日はどっち!?

主人公のイッセーこと一誠のテンション高えぇぇ。無駄に高えぇぇ。

煩悩に忠実に、リアス先輩のおっぱいと、下僕生活の果てに待っているであろう桃源郷を目指して頑張る、そんな一誠の物語。

あー、こういうテンションで語られる地の文は、好き嫌いが別れそうですね。一誠の性格がそのまま表れている感じなので、この語り口が合わないとかなり苦労しそうではあります。

人間に営業をかけてこつこつと代価を回収する悪魔というのは面白いし、そんな中、成り立ての下っ端悪魔としてこき使われる一誠の苦労話かと思っていたら、バトルものでしたよ? まぁ、シリーズ開始のエピソードということで、状況説明および登場人物の顔見せといった感じで下地を慣らしているという雰囲気です。

これから物語がどんな方向に向かっていくのか、その辺はまだ語られてはいないんですが、一誠の持つ力が半端ないインフレ能力なので、やっぱりバトル方面に行ってしまうのでしょうか。魔界一武道会? しかし、一誠の能力って冷静に考えると10分くらいしたら、人類余裕で滅亡させられるような……。その辺のバランスどうなるんでしょう?

あと、イラストがみやま零なので、良い感じです。これはいいおっぱい(笑) 相変わらず良い挿絵で物語を彩ってくれますね。

先々、どんどんサービスシーンが増えていくようなので、ラブコメ方面にも期待したいですよ。

hReview by ゆーいち , 2008/10/07