機動戦士ガンダム00 2nd Season #12『宇宙で待ってる』

トランザムを発動したダブルオーライザー。搭乗する刹那と沙慈は戦場に在る人びとの声を聞くことになります。そして、望まない再会。かつてふたりが交わした約束は、こんな形で果たされるべきものじゃなかったはずなのに。

ブリングと相対する刹那。セラヴィーをすらパワーで圧倒してみせたガラッゾを、オーライザーを得たダブルオーは瞬殺。続いてプトレマイオスへ砲撃を放とうとしたガデッサも撃破。なんだか謎の機能が発揮されてますよ。機体が量子化とか、もうね。そしてリボンズは、そんな未知の機能の発現に冷静さを欠いていますね。王留美を意地汚い娘呼ばわりとか、彼女の真意を読んで飼ってる感じもしますね。

沙慈はルイスがアロウズに身を置くことに気付き、そして、ルイスは沙慈が憎むべき両親の敵・ソレスタルビーイングと友に在ることに絶望を抱いて。かつて穏やかだった時代においてさえ、沙慈は自分を裏切っていたと思い込んでしまうルイスは、精神の均衡を完全になくしてしまってる感じがしますね。逝っちゃってる目が、目があ……。これは、どう考えてもバッドエンドフラグですよ!?

おやっさんは砲撃を受けた区画にいても命に別状はなし。なんという強運。まぁ、おやっさんを欠いたら完全に詰んでしまいますが。

沙慈はせっかく、自分のやれることを見つけたかと思ったら、また絶望のどん底に。やっぱりガンダム憎しな思考に陥ってしまうのはルイスと一緒だけれど、彼の場合は仕方ないかなあ。夢を叶えたかと思ったら、なし崩し的に今まで関わることなど考えつきもしなかった戦場に身を置くことになってしまったり、大切なひととは敵同士になってしまったり。そんな状況で戦えという刹那の言葉は非常で無情で詭弁にしか聞こえないというのも宜なるかな。

そしてリボンズの指令で発動するダブルオー奪取作戦。イノベイターの総力を挙げての作戦になりそう。ここら辺に余裕のなさが感じられますね。確かに、切り札的存在となりましたね、ダブルオーライザー。

一方、メメントモリによる地上掃射は続いていて。どんどん敵対勢力の力を殺いでいくアロウズ。連邦内にも反感を持つ層が増えていきますが、そこは上から押さえつけて。中間管理職なセルゲイ大佐辛いところです。

衛星兵器破壊へ向かいプトレマイオス。なんだかダブルオー意外はトランザム要因と化しているのがアレですが、いよいよ次回は決戦かな。

そんな中、ルイスを想って泣く沙慈と、過去の思い出を消し去ることを決めるルイス。ここに来て、完全にルイスは過去との決別を決めたような。これまた大変なフラグが立ってしまいましたが、次に戦場で出会ったときに、未だ人を殺す決意ができないままの沙慈が、ルイスに対して何ができるのか怪しくなってきましたね。

ってぎゃー、メメントモリが宇宙に向けて撃たれたー!? カタロンの戦力の何割かが一気に吹っ飛びましたよ!? こんな圧倒的な戦略兵器を前に、どう戦う!?

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