うん。でも大丈夫。わし、たぶん答えわかった。大事なものだよ。きっとヒカルさんにとっても大事なものだよ。
GA編集部の企みにより、沖縄行きが決定したばけもの作家たち。ただし参加者は5人まで。すでに4人を女性陣によって埋められ、残された最後の席を巡り、ヒカルとエムが勝負をすることに! お題目は……ラーメン対決!? いま、ラノベ作家によるラーメン勝負の幕が上がる。ああ、沖縄、リア充の島よ。そこで待つ、出会いとトラブルとは……。
[tegaki]くそう、イヅナ、かわいいなあ!![/tegaki]
一発ネタで終わると思った『ばけらの!』まさかの第2巻。うむむ、イヅナ抱き枕カバーといい、今回のサービスカットのための旅行企画といい、GA編集部はこの作品を延命する気満々だなっ!?
……まぁ、そんな裏事情を勘ぐるのはともかく、やっぱり楽しい実録(?)作家生活を綴ったメタストーリー。いや、ヒカルの性格は相変わらず杉井作品の主人公のテンプレ通りなんだけれど、言動がどうしても作者本人を反映しまくっているような……(笑) またしても、いけぬこ研究会の面々のお言葉や、さらには今回新登場したキャラの元ネタっぽいこのひとやこのひとのコメントにも期待がワクテカですよ! レーベルを超えて次々に作品に参戦するラノベ作家たち、もう、この作品はこんな展開でいいよっ。別に大層なストーリーとか感動の結末とかなくてもいいよっ。
といいつつも、なんだかんだで綺麗に落としてくれるのはさすがというか。前巻のような感動に向けた展開ではないものの、ちょっといい話的なヒカルとイヅナのラヴラヴなクリスマスでの締め。なんだよ、この展開、くそう、イヅナは怒っていても、いじけていても、暴れていても、泣いていても、笑っていてもかわいいなあ! 挿絵も素敵だし、そんなイヅナの喜怒哀楽を愛でるだけでもお腹いっぱいです。
ま、そんな感じでヒカルとイヅナの距離はだんだんと近づいていってるような。もうさ、リアルが元ネタなのは判ってるけど、このふたりにはとことんラヴラヴになってほしいと思うわけですよ。というか、それだけ見ていれば私は満足ですね。
さて、次はいかなる人物が犠牲に参戦するのやら、そんな意味でも続きが楽しみな作品ですねえ。
hReview by ゆーいち , 2009/01/17
- ばけらの!2 (GA文庫 す 2-2)
- 杉井 光
- ソフトバンククリエイティブ 2009-01-15
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コメント
コメント一覧 (1件)
イズナ可愛いよ。イズナ「ばけらの!(2)」[杉井光]
イズナが可愛いすぎる。ニヤニヤが止まりませんでした。最高 ネトゲばっかりやってたりする、ダメダメなの