さらばラスボス。二度と町中でエンカウントしないように祈っておくよ。
舞台から退場した嘘つきさんに代わってついに真打ち登場? 第二部の主人公・騙り部こと大江湯女でございます。街で起きた愉快な殺人事件に巻き込まれ……自ら参加して見事解決してご覧に入れましょう。嘘だけど。
まさかの主人公交代!?
ってこう来たかあ。前巻の結末の真相はほぼ予想通りなわけでしたが、しかし、この展開は予想できなかった。
みーくんの跡を継いで彼と鏡映しな彼女・大江湯女を語り部ならぬ騙り部として進行するお話。今回も良い感じに狂ってます。何この切れやすい十代たち。さらっととんでもないゲームを始めたかと思ったら、その結末はさらに狂ってるし。
というか、この話の大部分はフェイクだよなあ。舞台から退場したみーくんを呼び戻すため、あるいはみーくん不在でさらに壊れてしまったまーちゃんを救うため(?)の閑話休題的な感じがしましたね。
復活した彼も相変わらずまーちゃん至上主義で、そのためなら何もかもを引き替えにしてみせるという壊れた価値観で締め。なんだかしんみりとしたラストかと思ったら最後の一頁で台なしだー!?
……いや、これはこれでハッピーエンドなのか? まだまだ続くんじゃよという言葉を信じて次を待ちましょう。
hReview by ゆーいち , 2009/04/12
- 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前 (電撃文庫)
- 入間 人間
- アスキーメディアワークス 2009-04-10
- Amazon | bk1
コメント
コメント一覧 (1件)
New blog post: 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん〈7〉死後の影響は生前 https://www.u-1.net/2009/04/12/1740/