翻訳ファイルをキャッシュする MO Cache を使って WordPress をさらに高速にする

2012年6月14日

サーバを変更してからいろいろ高速化の方法を試して、現在はそこそこのスピードでページが表示されるようになったんですが、日本語環境で WordPress を運用しているときには、お手軽に高速化するにはこれが決定版! 的に盛り上がっていた、翻訳ファイルのキャッシュも行ってみました。

翻訳ファイルのキャッシュには、MO Cacheを使用するんですが、具体的な導入方法は以下のリンクの通りにやればOK。

他のオブジェクトキャッシュの仕組みでも動くみたい?

インストールの説明では、MO Cache が動作するには、

  1. APC Object Cache Backend
  2. W3 Total Cache
  3. WP File Cache

のいずれかとの併用が必要とされていますが、オブジェクトキャッシュを処理する、object-cache.php が導入されていれば、他のキャッシュシステムでも動作するようです。

私の環境の場合は、すでに memcached によるオブジェクトキャッシュ機構を利用していましたので、新たに他のキャッシュプラグインを導入しなくとも、動作はしました。

ソースを覗いてみましたが、単純にオブジェクトキャッシュが利用可能ならキャッシュして必要に応じて読み出すというシンプルな動作をしているだけだったので、問題ないと判断しました。

Must-Use Plugins として MO Cache を使用する

通常のインストールでも動作はしますが、推奨インストール方法では、 /wp-content/mu-plugins 以下に mo-cache.php をコピーしてやれば、プラグインを有効化する必要もないということでしたので、管理画面からインストールした MO Cache を停止した後、ターミナルでサーバにログインして、ファイルをコピーしてやりました。

詳しくは MO CacheをMust-Use Pluginsとしてインストールして最大限の効果を引き出す方法 | kira-ism

さて効果は?

入れてみた感じトップページの表示などは気持ちきびきびするようになった気がします。

日本語環境では大きなボトルネックになり得る翻訳ファイルの読込を高速化してくれるプラグインなので、問題が起きないようなら使うようにしておいた方が快適かもしれませんね。