最後の夏に見上げた空は〈3〉

読了。
あ~、終わってしまった。ダメだ、こういうのずるいよ。
SFらしい要素は世界設定に用いられただけで、この作品自体は名門と小谷の恋の物語でした。最初で最後の口づけは、悲しすぎて、挿絵の効果もあって凶悪なまで ...
最後の夏に見上げた空は〈2〉

読了。
「愛しい愛しいと言う心」という挿話が美しい。「戀」という漢字にかけたエピソードですが、なるほど、小谷の心中を的確に射て、形あるものとして認識させるために、必要だったと思えます。
この静かな時間の流れが、 ...
最後の夏に見上げた空は

読了。
切ない。残り一年というタイムリミットが設定されているため、終局は遠くなく訪れるという事実が浸透した世界。主人公の小谷は記憶を失っているため、余命一年ということを唐突に告げられ、彼・名門との同居生活が始まりました。小 ...