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鬼刻 二人舞

鬼刻 二人舞読了。

ああ、姉妹愛は美しい。ってそんな感想しか浮かばないのはダメだ。

いきなりラスボスっぽい圧倒的な存在に打ちのめされながらも、新たな力を得たり伏線が回収されたりと、確実に真相に迫りつつありますね。

しかし、バトルの描写とかよりも、精神的な悲惨さとかの描写の方が上手かったりするので、爽快感というよりは後味の悪さが残るんですよねぇ。そもそも志郎と優貴の関係がなかなか進展しないことこそが、不満の根幹だったりするのですよ。もっと愛がほしいよ愛が。

鬼刻―コイヤミ

鬼刻―コイヤミ読了。

前巻に比べると、随分物語として読める構成になっていますね。

主人公の相棒の砂川嬢の過去の出来事などを交えつつ、前進するための決別をきれいにまとめてくれています。かませ犬っぽく扱われた高橋さんはお気の毒ですが。

さて、そもそも主人公がこの世界へ巻き込まれたのは、その特異な体質ゆえですが、2巻目にして、いきなり役立たずモードになってるのはいかがなものか。鬼病という異常な現象の中にあって、さらに特異であるはずの優貴と同様な存在がぽこぽこ今後も湧いてくるなら、とっとと足を洗うべきではとか要らぬ心配などもしてみたり。主人公が敵に気付けなかったその理由も、どうにも安っぽい感じがして、後付じゃないのかとやや興醒め。相変わらず、物語終盤の盛り上げ方が力不足で、不完全燃焼かなぁ。今回の犯人は、たいていの人が読み始めてすぐ気付くだろうし、もう一ひねり欲しかったかな。

逆に、優貴というキャラクターの掘り下げは、成功しているかと。他人と交流することによって、感情の上下も取り戻したり、年頃の女の子のように拗ねたり嫉妬して見せたりと、前巻に比べてぐっとヒロインらしくなっています。その点は大いに拍手してあげたいと思います。

しかし、鬼病の原因たる事象が、何も明かされないまま話が進むのはとても気持ち悪いですね(^^; そろそろ核心部の種明かしも始めて欲しいところなのですが、次もちゃんと出ます、よね?

鬼刻

鬼刻読了。

伝奇ものに分類されるのかな? 鬼とかいうとどうしても痕を連想してします根っからのLeafファンですが、物語の流れとしてはそう悪くもなかったですね。主人公とヒロイン、それぞれの視点からストーリーを追う構成は、なかなか良いです。トラウマ持ちのヒロインの心情は、かなり痛々しいので、プロローグで引いてしまうと、先が辛くなるのですが……。

ですが、終盤の展開がつまらない。なぜにああいう展開になってしまうのか。いきなりトンデモな力で大逆転というには、伏線も何もなく、唐突なので置いていかれ感が満載です。そしてエピローグのテキストが……。うわぁ、一気に陳腐なテーマを見せられてしまった感じが……_| ̄|○

しかし、最後のシーンはとにもかくにもハッピーなので、その点においては良かったねと、いえる締めであったと思います。

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