ジャストボイルド・オ’クロック

2007年1月21日

ジャストボイルド・オ’クロック読了。

軽快なトークと描写で、悲壮さを感じさせないヒーローものという印象の強い一作。何かにつけて「ポジティブ!」とハイタッチをかわす主人公・ジュードと相方の目覚まし家電・アルのコンビのデコボコぶりがステキ。あれだ、され竜のギギナとガユスの毒舌トークを万分の一くらいするとちょうどいい感じ?

人間が誕生時に、身近な家電をパートナーとして自我を与え、共生するという設定は面白いですね。出てくるのが目覚まし時計やら、掃除機やら、バズーカ(!)とか、最後のは家電じゃねー!! ……まぁ、盛りだくさんな設定をこれでもかと語ることなく、自然に受け入れられるように展開していく話の筋もお見事。

最後の最後での決戦が、はっきりと描かれなかったのはやや残念ですが、シビアに生きるんじゃなくて、ちょっとちょーどいい感じでお気楽極楽に、自分の信念を貫いて生きていくというジュードの在り方というのも、またヒーローという分かりやすい道からは外れていても、やはり王道的で格好良く映ります。

盛りだくさんな女性キャラが登場してるけど、なんか魅力を描ききる前に話が終わった感じだなぁ。今後の展開があるなら、そちらのてこ入れも期待したいです。

面白かったなぁ。