タバサの冒険 2―ゼロの使い魔外伝

2007年11月4日

starsちょっと暗めなゼロの使い魔外伝 本編に追いつくにはもう少し?

ガリアの騎士として、汚れ役の任務を淡々とこなす、本編の裏側を描いた外伝第2巻。

タバサに科せられる任務はイザベラの我が儘による無理難題だったり、ほとんど意味のないことだったり。母親が人質という、断ち切れない鎖に繋がれているがゆえに、逆らうこともできず、心を殺して任務に当たる姿というのはなんとも切ない感じ。

もともと感情の起伏がないキャラだけれど、本編に比べて、彼女を主人公に据えているため、才能のあるメイジとはいえ経験の不足からくる読みの甘さだったり、実力の及ばなさだったりと、歯がみするシーンなどもあってキャラを深めるのには役立ってるシリーズ。

最終的には本編において、彼女を覆っている闇は晴れることは確定しているけれど、そこに至るまでの裏切りや憎しみの連鎖といった黒い感情に多く接してきた彼女が、本編でもこちらの外伝でも救われていく展開に期待したいですね。

しかし、シルフィードはバカだなあ。ちょっとうるさい感じがします。ま、そのおかげで泥沼になっていないんでしょうけど。

hReview by ゆーいち , 2007/11/04

タバサの冒険 2―ゼロの使い魔外伝

タバサの冒険 2―ゼロの使い魔外伝 (2) (MF文庫 J や 1-15)
ヤマグチ ノボル
メディアファクトリー 2007-10