読書感想– tag –
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絶世少女ディフェンソル〈4〉
読了。 無事に完結ということでお疲れさまでした。最後に明かされる世界の真実と主人公に迫られる選択、オーソドックスながらも影の薄かった主人公の見せ場が満載ですね。最終決戦でどのキャラも傷付き倒れていって、最後に遺された二人が世界を救う。王道... -
ボクのセカイをまもるヒトex
読了。 本編はかなりシリアスでギリギリな進行をしてるけど、日常サイドを描いた小休止的な短編集が出てきましたね。谷川流の日常描写は好みなので、安心して読めます。不穏な空気も主人公のあずかり知らぬところで展開していて、それが目前に迫るのは今後... -
きみとぼくの壊れた世界
読了。 言葉遊びが過ぎて、圧縮すればかなり薄くなるんじゃない的な冗長さが受け入れられるかどうかが分かれ目かと。 突然学校で起こった殺人事件の犯人捜しを巻き込まれる形でやることになった主人公と、周囲の人物たちとの関わりを描いた青春ものっぽい... -
付喪堂骨董店―“不思議”取り扱います
読了。 世にも奇妙な物語やアウターゾーンを彷彿とさせるストーリーの4編の短編集。短いながらも起承転結がしっかりしている良作です。 どのストーリーも、『アンティーク』と呼ばれる奇妙な超常の力を持った道具と、それに関わった人間の顛末を描いていて... -
シゴフミ
読了。 死者の想いを届ける、シゴフミの配達を行っている、文伽と相棒のマヤマ。二人と残されたもの、逝くものの交流を描いた短編連作。 前作の『夏月の海に囁く呪文』でも感じたけれど、優しい世界を描く人ですね。そして、大切な人を失ったものの、前へ... -
ガーゴイルおるたなてぃぶ
読了。 『吉永さん家のガーゴイル』からのスピンオフシリーズになるのかな。御色町の本家ガーゴイルとは別の、ガーゴイルの物語。 少年漫画的な展開を盛り込んでいるということで、ハートフルと銘打ったシリーズとは別の熱い物語が展開するかと思いきや。... -
吉永さん家のガーゴイル〈11〉
読了。ようやく追いついたー。 時間はすっ飛んで早クリスマス。入院している双葉のクラスメイト・吾郎を喜ばせるために、あのゴールデンボーイズまで再登場して大騒ぎの予感……と思いきや、思ったより静かな感じで物語が進んでいきましたね。 これまで会話... -
零崎軋識の人間ノック
読了。 戯言シリーズ本編の5年前を舞台にした新キャラ旧キャラ入り交じったオールスター的なストーリー。本編では割とあっさり退場済みな子荻とかも、設定されていた策士っぷりを存分に発揮したり、前巻の主人公だった双識は、変態っぷりに磨きがかかって... -
吉永さん家のガーゴイル〈10〉
読了。 微妙に後味の悪い終わり方だなぁ。ガーゴイルの復活のくだりは、べたべたな展開ながらもクるものがあったり、そのまま終わってくれれば良かったのになぁ。喜一郎に力を与えた黒幕の存在は不明なれど、何か知らないところで暗躍していたものの影があ... -
吉永さん家のガーゴイル〈9〉
読了。 うあ、続き物だった。 お話としては良くある『過去がよみがえってきた』的なエピソード。あるいは『ガーゴイル最大の危機』。外面の防備は頑健無比でも、精神はそこまで強くはなかったガーゴイル。吉永家での1年余の生活が、ガーゴイルの性格を変化...