読書感想– tag –
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ラジオガール・ウィズ・ジャミング
読了。 良いお話でした。戦後、軍の統治下におかれた街を舞台に、海賊放送を続ける少女とオッサンと、彼らを追いかける軍部の将校、そしてその街にやってきたとある人物の三つどもえの物語。視点が飛び飛びで、結構重要な位置にいるキャラがそれなりにいる... -
土くれのティターニア
読了。 冒頭の重めの導入部分からどんなシリアスな展開を見せてくれるかと思ったら、やたらと温いお話でした。 5つの短編のそれぞれで、同じ設定を何度も繰り返し説明されたりするので、話が進むにつれて、もういいよ、と思いながら読みましたが、Missing... -
十三番目のアリス
読了。 ふむ、なんとも定型的なツンデレヒロインですね。S分多め。少年漫画的なノリが強い、電撃らしいといえば電撃らしい作品。そのせいか、突出した部品がないので、そのまま記憶に埋もれてしまいそう。 ポルナレフネタは、面白かったけど、商業作品で使... -
サンダーガール!〈3〉闇ノ宮
読了。 前巻で仄めかされた敵対組織の長が早くも出張ってきたり。彼の行動原理が私怨に基づいているように感じられて、あまり脅威と感じられないのはどうなのかなぁ。組織的にもアマツカサに匹敵するというよりは、内部事情を知っているからこその機先を制... -
天使のレシピ〈2〉
読了。 うわ、1巻から大幅に面白くなってる。これが化けたということかッ!! 相変わらず、ベースとなる天使による羽集めの意味はよく分かりませんが、そこで語られる4編の短編は非常によろしい出来でした。不思議・ファンタジー要素を希釈しまくって、ほぼ... -
火目の巫女〈巻ノ3〉
読了。 行動原理の根幹に自己犠牲の精神があるのではないかと思えるほどの、我が身を省みない献身的な行いをする人物の多いこと多いこと。伊月は人の話を聞かない独断専行だし、豊日や佳乃は冷酷に現実主義的に、誰かに犠牲を強いようと考えながらも、自分... -
DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
読了。 原作でも触れられた、Lと南空ナオミが関わった事件をノベライズ。Lファンは狂喜しそうな内容ですね。そして、西尾維新の手にかかれば、あのシリアスキャラだった南空ナオミもドジッ娘萌えキャラ化。いや、彼女の言動が非常に西尾節で、それでも作品... -
半分の月がのぼる空〈8〉
読了。 これにてシリーズ完結の短編集。7巻から引き続きの「雨」の展開が幸せすぎて目眩がする。切り取られた日常の一部であっても、そこで交わされた心も、会話も、笑顔も、全てが輝いてます。青春万歳。 実際のところ、興が乗ってこのボリュームになった... -
世界は悪魔で満ちている?
読了。 よく頑張って読み終えました。や、文章はべつに読みづらいというほどヒドくはないけど、お話の展開自体がむちゃくちゃでモチベーションの維持が大変だったという、久々にやっちゃった感のある作品でした。 伏線ぽい要素を散りばめつつ、まったく回... -
かのこん〈4〉オトメたちのヒミツ
読了。 短編集ということで、ちずると耕太以外にスポットを当てたお話もあったり。寸止めエロスな描写ばかりの二人の話に比べれば、望や澪を中心にしたお話は、なかなか悪くないです。本編のストーリーが非常に微妙な感じがするのに、こういった短編は結構...