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生徒会の月末― 碧陽学園生徒会黙示録2
楽しむ時は、楽しむ! 祝う時は、祝う! 誰かの幸せを、記念を、心からお祝いしゅることは、とっても、とっても温かくていいことだと、おみょう!
私立碧陽学園生徒会―そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、楽園のご主人様(妄想)である杉崎鍵は今、美少女達を裏切り、オトナの世界へ旅立とうとしていた。いや、杉崎だけではない。いたいけな腐…じゃなくて婦女子の椎名真冬も、また。人は皆、様々な経験を経てオトナになる。生徒会のメンバーだって、例外ではないということだ。さあ、オトナの世界へ向かって飛びだそう! 碧陽学園生徒会と一緒に!
本編の方は自虐ネタがあふれ出してややマンネリ? とか思ったりしたシリーズだけれど、生徒会室という閉鎖空間を飛び出し、クラスメートたちも巻き込んだフリーダムな舞台を手にした生徒会の面々はまだまだパワーがあふれているようで。
生徒会役員以外のキャラも参戦ている黙示録の方は、とくに杉崎周りの人間関係が混沌としていて愉快愉快。宇宙姉弟もそうだけれど、やはりギャグなのか本気なのかすでにカップリングが成立しつつある中目黒くんとの絡みとかが必見どころかと。
そういった意味では後半に収録されている書き下ろし短編の数々というのは杉崎を中心にした物語というよりも他者視点からものものなので新鮮ですねー。
何気にちょっといい話を織り交ぜて、ギャグ一辺倒で終わるわけではないあたりが一癖ありますが、むやみやたらにテンション高く最後まで勢いよく突っ走ってくれるようなおバカな話が頭空っぽで楽しめるから、外伝の方はそんなお話をもっと見てみたいですね。
時期的にアニメ化決定以降で雑誌掲載部分はそんなところをネタにしてるので生もの感はありますが、それはそれでこの作品らしいですよね。
hReview by ゆーいち , 2009/11/08
- ★★★ | ライトノベル | 富士見ファンタジア文庫 | 狗神 煌 | 生徒会の一存 | 碧陽学園生徒会黙示録 | 葵せきな | 読書感想
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生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録6
私が生徒会長である限り、もっともっと、楽しいイベント沢山やるんだから! 終わった過去じゃなくて、新たな未来に期待するべし!
『企業』による碧陽学園を利用した怪しげな企みを見事たたきつぶした我らが生徒会に新たな事件が迫る! 物語の舞台はついに生徒会室を飛び出して広大なファンタジー世界へと飛躍する!? 一方、次第に影の薄くなる生徒会顧問が問いかける物語の存在意義への回答は? そして、卒業式を前日に控え、姿を消してしまった杉崎の行方は果たして……!? 新章『卒業編』堂々のスタート!
あらすじやら何やらでマンネリと自虐的に語っていたかと思ったら正直なところネタでも何でもなかった事実にびっくり! さすがに苦しくなってきたかな、この展開は。
ともあれ、新章突入にして、これが本題というべきらしい卒業編のスタート。時間がかなりすっ飛んで、いきなり卒業式前日から物語がスタートしたかと思ったらなにやらシリアス気味な展開ですか?
肝心要の杉崎を欠いてしまった生徒会。再び生徒会室を訪れる杉崎妹・林檎。そして、杉崎拉致の犯人とおぼしき未だ姿の見えない飛鳥と、生徒会役員以外のキャラクターによって、物語が動き始めた雰囲気。まぁ、ここでいきなり愛憎入り交じったドロドロのどシリアス展開が待っているとはとても思えませんが、この唐突な物語の始まりに対してどんなオチを用意しているのか、そこに期待したいところですね。
エピローグ・プロローグ以外の中身は良くも悪くもこれまでと変わってないですね。ノリに慣れてきたのか、ネタのチョイスが自分の感性と合っていなかったのか、今回はあまり笑えるところがなかったかなあ。1つのエピソードが短めなせいか、早急に起承転結していたような? それでも、一切言葉を話さずにコミュニケーションを取ろうとしてカオスになっていく「喋らない生徒会」は工夫が聞いていたなと感心させられましたね。
そして、むしろ今回一番の出来なのは表紙なのではないかと! 会長の大平原が惜しげもなくさらされたお色気皆無(?)だけれど、レジに持って行きづらいイラスト。これはあれですか、今後の表紙はこんな感じで生徒会役員のお歴々がそのあられもない肢体をさらしてくれると! さらしてくれると! ……でも、そうすると、最後には杉崎の耽美な表紙が最後を飾ったりするのでしょうか……。とても、BLです……。一部の読者にはバカ受けしそうですけどね、果たしてそこまで続くのやら?
hReview by ゆーいち , 2009/07/25
- 生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録6 (富士見ファンタジア文庫 あ 3-1-6 碧陽学園生徒会議事録 6)
- 葵 せきな
- 富士見書房 2009-07-18
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生徒会の五彩――碧陽学園生徒会議事録5
自分にとって幸福になれるものだけを信じて生きることは、悪いことじゃないと思います。妄想でも、現実逃避でもなんでも、幸福なもん勝ちの世の中なんですよ、結局。
企業と対峙する杉崎は重大な決断を迫られる。彼が大切にするひとたちを守るため、巨大すぎる敵と単身相対する。なーんて、どこまでが本当かどうかはその目で確かめろ! 裏方の事情なんてつゆ知らず、生徒会の面々は今日もだらだら充実した、けれど幸福な毎日を送っているのですよ。人知れず開幕していた企業編、ここに完結!?
ここで一区切り、だけれど、やってることは変わりません。プロローグとエピローグで本編とは変わった毛色で進んでいた企業編はあっさりと幕。この微妙なシリアスパートが今後どんな意味を持ってくるかは、続きを待つこととして、前作との微妙なリンクとかがほのめかされてるのにはニヤリですね。神様と知り合いとかね。
主人公らしい見せ場はそんな始まりと終わりで存分に発揮した杉崎。けれど、日常ではどこまでもないがしろにされていて哀れ。とはいえ、彼がいないとすぐに立ちゆかなくなる生徒会。見えない場所で頑張っていた彼の姿がほんの少し垣間見えた「仕事する生徒会」で、彼への好感度は急上昇? まぁ、半数の女の子の好感度があるいはマイナスに振り切れてる可能性もありますが、流れ的にフラグ立ちまくってますからねえ。なんだかんだで人知れずハーレムルート驀進中な予感! しかし、そこに彼の望む酒池肉林イベントは含まれていないあたりが笑えますががが。
さすがに5冊も感を重ねると突飛さよりも安定したギャグに笑わされますね。ぎりぎりなネタは今回少なめな感じもますが、角川グループのアドバンテージを活用したネタとかは毎度毎度笑わされます。時事ネタ多数なので、1年後に再読するとかには厳しい性質の作品ですが、リアルタイムで追っかける分にはとことん突き抜けて楽しませてもらえるお話ですね。
hReview by ゆーいち , 2009/04/25
- 生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5 (富士見ファンタジア文庫)
- 葵 せきな
- 富士見書房 2009-04-20
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生徒会の四散 ――碧陽学園生徒会議事録4
大好きでした、先輩。そして、だからこそ、さよならです、先輩。
夏を終え、秋を迎え、けれど相も変わらず日常を繰り返す生徒会の面々。夢を語ってみたり、ラジオのリベンジをしてみたり、椎名姉妹の家庭の事情が再び首をもたげてきたり。けれど、そんな日常の背後にある、「企業」の存在には誰も気がつかず、杉崎が彼らと交わした「契約」にも誰も気付くことなく、時間は流れていって……。
なんかシリアスな展開があるけど、気にしない!
いや、もう、ここまで何も事件が起こらなくて、それでも面白さを維持しているのは素晴らしいかなあと。
そして、こういった日常系のお話の常として、時間が流れていないというパターンに陥らず、しっかりと月日の経過を意識して、各キャラの立ち位置が変化してきているのも良いですね。あとがきを見る限りは、三年生の卒業までやるのは確定っぽいですが、そこまでもしんみりすることなく、バカだなあ、なお話でテンションを維持したまま突き抜けてほしいと思います。
今回は(も?)椎名姉妹の見せ場が多かったかな。不遇な扱いをされ、さらには奇抜なキャラ付けがされていた真冬のターンがこれでもかと押し寄せて、天然なんだか作為的なんだか読み切れない言動で杉崎を翻弄してみせたりと、姉の深夏の変な教育がこれまた変な風に化学反応して大変なことになってる気がしなくもないのですが、かわいいから良し!!
つーか、すでにメインヒロインの座は、暫定的に深夏のものになっているような? かわいいよ、深夏。こういう不器用ヒロイン良いなあ。杉崎の方も、そんな彼女の変化にいい加減気付いてきてるし、このハーレム状態な生徒会にも少しは波風起きてくれた方が盛り上がったりしませんかね?
そんな日常とは別レイヤの「企業」とのやり取りは、次で一応の決着ということですが、前回の大見得を切った杉崎の姿とは逆に、今回は一転窮地といった風情。過剰にシリアスになるような物語じゃないから、心配するような展開ではないと予想するけれど、どういったオチを見せてくれるのか、それが楽しみですね。
hReview by ゆーいち , 2009/01/30
- 生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 (富士見ファンタジア文庫)
- 葵 せきな
- 富士見書房 2009-01-20
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生徒会の日常 ――碧陽学園生徒会黙示録1
待つのよ、真冬ちゃん。それは早計よ。鞭なら、普段から私も持ってるわ。極めて一般的な持ち物よ、これは。
事件は生徒会室の外でも起きている。杉崎鍵は副生徒会長としての顔以外にも、誰にも知られることのないもう一つの顔があった! 教室で、通学路で、自宅で、生徒会メンバー以外と送る、杉崎の日常が今、明らかに! 謎の転校生・中目黒君(美少年)も本当に転校してきて、真冬ちゃんのテンションも限界突破です!!
妙なテンションで突っ走る生徒会シリーズの短編集。生徒会室を飛び出して、皆が皆フリーダムにやってるもんだからさらに収拾付いてないような。いいぞもっとやれ。
相変わらず、ぎりぎりのネタを付いてくるけど、他社作品ネタ大丈夫なのかなあ。笑えるから読む方としてはこの調子で怒られても続けてほしいけど。
本編はなんだかシリアス度が高まったところで続いてるけど、短編集は読み切り形式なのでやたらと気楽に読めますね。杉崎のクラスに中目黒君が転校してくる件は、自分の良いひとっぷりが仇になって、どんどんフラグ立ててる彼の姿が、憐れみよりも笑いを誘います。新キャラのスペース姉弟も脇役にしておくには惜しいくらいの変なキャラなので、今後も短編でいじられまくってほしいかと。
にしても、本編以上に杉崎が主人公らしく活躍してるのを見ると、妙な気分に。なんだ、お目当ての子以外には、普通に格好良く振る舞えるんじゃないか。そんなヘタレさも彼の彼たる所以みたいな感じで、微笑ましく思えてしまいますね。
hReview by ゆーいち , 2008/09/27
- 生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1 (富士見ファンタジア文庫 あ 3-2-1 碧陽学園生徒会黙示録 1)
- 葵 せきな
- 富士見書房 2008-09-20
- ★★★ | ライトノベル | 富士見ファンタジア文庫 | 狗神 煌 | 生徒会の一存 | 碧陽学園生徒会黙示録 | 葵せきな | 読書感想
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