ファミ通文庫– category –
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学校の階段〈2〉
読了。 今語られる階段部誕生秘話。部長の九重嬢と副部長の刈谷は幼なじみだったのですね。なんだかんだでフラグ立ってそうですが。無言の信頼関係は良いものです。 表紙が従姉の小春さんですが、あまり物語に絡んでないような。てっきり流れ的に巻き込ま... -
学校の階段
読了。 なぜ走るかと問われればこう答える。「そこに階段があるからだ」 校内をひたすら駆けるだけの階段部にひょんなことから入部することになった主人公幸宏が、いっぱしのランナーに成長するまでの紆余曲折。非公認活動であるが故の奇異の視線や、執行... -
pulp II
読了。 うあー、重いなぁ。前巻で住む家も、唯一の肉親の父親も失くしてしまったと思ったら、一筋の光明が見えたり見えなかったり。 トドメとばかり、本巻の最後の転章で、かつて気を許した、友人と呼べるはずだった人から明確な殺意を向けられたり、嬢の... -
S式コミュニケーション(1) 君はぼくを殺しにきた
読了。 至る所で顔を出すパロディネタや、お下品ネタの数々。でも、意外に話の展開はしっかりしてて、きっちり主人公が成長を果たし世界を救って見せたり。なんとなくそこまでたどり着く展開に、ご都合主義が顔を出したりしているけれど、そんなものは勢い... -
リセットな彼女
読了。 やけにあっさりと読み終わってしまった……。 序盤~中盤の流れは良いのに、ロミィのリセットの原因が明かされる終盤の超展開に(゜д゜)ポカーン。や、ニーナといっしょに事件に巻き込まれた云々いったあたりから、何気に胡散臭い部分もあったのです... -
狂乱家族日記 四さつめ
読了。 分厚っ! の割には、内容の濃さが反比例しているような印象。これまでは各キャラに対して一冊使ったエピソードだったのに、今回は雹霞や千花、さらには対策室側のエピソードと、多重平行した構成なので、一本のストーリーに絞り込めなず発散してる... -
pulp I
読了。 暗い話だなぁ。主人公・嬢は自傷癖持ちで、コミュニケーション不全で家庭崩壊気味、友達いない。キーパーソンとなる彰も過去の事件のトラウマで云々。現代を舞台にしたファンタジーものへ発展するかと思ったら、社会の暗部でどろどろとしているよう... -
狂乱家族日記 参さつめ
読了。 スゴい勢いでリリースが続く「狂乱家族日記」第参弾。物語的には起承転結の転に当たるということで、今まで明かされなかった裏設定があれよあれよという間にさっぱり説明されて大変なことに。勢いで展開する作品なだけに、説得力? ナニソレ、とい... -
狂乱家族日記 弐さつめ
読了。 南の島のハネムーンは狂乱まみれの乱痴気騒ぎ。ストーリーの起承転結は前巻とほぼ同じなので、それ自体に目新しさはないですが、キャラクター一人一人に焦点を当て、少しずつ掘り下げていく展開は嫌いではありません。 今回は、黒の十三番こと殺人... -
狂乱家族日記 壱さつめ
読了。 いや、存外に面白かったですね。 トンデモな人間とそうでないものたちが繰り広げる狂乱の物語。でも、根底には家族という最小の共同体への憧憬にも似た賛美に満ちていたり。 血の繋がりなんてない、第三者に勝手に作られた偽りの家族だとしても、皆...