読書感想– category –
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陰陽師は式神を使わない
読了。 ご、ごめ、予想に反して結構面白かった。その面白さというのは、物語が心躍るとか、そういった次元にものではなく、知的好奇心が満たされるという意味での面白さ。それは、本来の意味での陰陽道と、数々の資料・文献から作者が独自に体系立てた新た... -
灼眼のシャナ〈12〉
読了。 フィレス が あらわれた! フィレス は ようすをみている。 フィレス の こうげき! な、お話。恋に溺れ、盲目的に自身の半身を求める彼女の姿は、救世の徒・王たる存在とはかけ離れた、折れそうな弱い女性の姿にも見えました。 そして、ストーリー的... -
アスラクライン〈3〉
読了。 記憶喪失となってしまった朱浬さんが可愛らしいのですよー。でも根っこの部分は変わってないようで、智春を手玉に取る様は、さらに小悪魔ちっくに。余裕綽々の先輩ぶっていながら、過去の恥ずかしい記憶を掘り起こされてぶち切れてみたり、意外な面... -
半分の月がのぼる空〈6〉
読了。 ただただ続く、平穏な日常。高校生の彼らの時間はいつまでも続くようで、その岐路は目の前に迫っていて。 冒頭からの裕一と里香と、仲間たちの何気ない日々の会話の一つ一つが、とても貴重なもので、そのためだけに本巻を書いたという作者氏の言葉... -
おあいにくさま二ノ宮くん〈1〉
読了。 お気楽極楽な小編ばかりなので、あまり語ることもないのですが、ラブコメ分多めで美味しく頂けました。麗華嬢の出番が最後だけというのがもったいない。 二ノ宮くんのへたれ具合もここまでくると一芸の域ですな。この朴念仁が!(笑) -
殺×愛〈1〉―きるらぶONE
読了。 下衆な主人公の恋愛講座。世界の趨勢も、自分に向けられる好意すらも何処吹く風で受け流しつつ、あまり進まない物語。一年この様子で進められてもだらだらしてしまうので、すっぱりとやっちゃってください、いろいろと。 それはともかく、やはり、... -
マテリアルゴースト
読了。 「殺×愛 きるらぶ」に続いて、やる気のない主人公が続く本作を読んだのは失敗だったかも。というか、キャラクターの口癖があまりといえばあんまり。別の方向でキャラ立てできなかったものか。誤字も取り切れてないしorz s/無常/無上/ 物語の方向性... -
ムシウタ〈06〉 夢導く旅人
読了。 -
さよならトロイメライ
読了。 富士見ミステリー文庫だからって、額面通りのミステリーを期待したら大間違いというのは、「ROOM NO.1301」シリーズで学習済みですががが。途中まで推理もので行くかと思ったら、これは、これは、いったい……。 本作のオリジナルにあたる2003年富士... -
ユメ視る猫とカノジョの行方
読了。 好みの雰囲気を持っていたインサイド・ワールドの周防ツカサ氏の新作。長編連載ものになるのかなー? 他人との関わりを極力避けるような主人公・智季と猫の身体に入り込んだキリコの、奇妙な形の共生関係。人が互いを理解できないのは精神的な断絶が...