読書感想– category –
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ALL YOU NEED IS KILL
読了。 「よくわかる現代魔法」とはがらっと雰囲気を変えた作品ですね。結構驚き。 ハードで救いがなくて、切なくて。 桜坂 洋氏の文体は、こちらの方が本質的な感じがしますね。ぎこちなさなどが少なく、比較的文章量はあると思うのに一気に読めます。 ル... -
よくわかる現代魔法―ゴーストスクリプト・フォー・ウィザーズ
読了。 ようやく物語が動き出してきましたね。過去話と平行して、黒幕となりそうな人物との邂逅までこなしてしまうとは、なかなか上手い展開です。 6年前に何があったのか、第1巻から仄めかされてきたクリスマスショッパーに絡む事件の真相が明らかになっ... -
半分の月がのぼる空〈4〉
読了。 夏目の過去話が中心のエピソード。裕一と里香の関係が、自身と小夜子さんとの関係と鏡写しだったからこその、彼の態度。理由は分かっても、腐ったままで居続けるか、行動することを選ぶかで、結末が変わってくれると嬉しいなぁ、と。 あぁ、でも、... -
半分の月がのぼる空〈3〉
読了。 _| ̄|○ なんだよ、これ。 月は昇っても、残されたのは絶望と、届かない祈りだけって、救いがなさ過ぎる。精一杯の里香の告白すらも、あのタイミングと、あの方法は反則としか言いようがないし。 これ、やはり救いのある未来を求めるのは、諦めた方... -
半分の月がのぼる空〈2〉
読了。 良いところで続いてます。そして、切なすぎ。 手術へと続く覚悟は持っていても、目前に迫る死には為す術もなく怯えることしかできないわけで。些細な喧嘩がここまで尾を引いてしまうのは、里香の性格に因るところがほとんどでも、主治医の夏目が引... -
半分の月がのぼる空
読了。 あぁ、先を読むのが辛くなる導入ですね。 病院を舞台にしている以上避けられぬ生と死の空気は、前面に出てくるわけでなく、単純にそこに在ると感じられる絶妙な描写が素敵。辛いけど。 主人公の裕一とヒロインの里香の病人らしからぬ冒険は、微妙な... -
よくわかる現代魔法―ガーベージコレクター
読了。 1巻に比べるとボリュームが減った分、密度が上がっていて、トータルの面白さは上昇している風味。 あとがき先に読んで、恋愛もの? とか疑問に思ったわけですが、なるほど。 最後のオチは、直前の展開を見ると自然導かれるものと思いますが、終わ... -
よくわかる現代魔法
読了。 コンピュータ用語をファンタジー的に解釈すると、現代魔法のお話になると。こういう発想は面白いですね。でも、コンピュータ用語に明るくないと、面白さが伝わりきらないと思うので、やや人を選ぶのかも。 話自体は可もなく不可もなくって感じです... -
ソウル・アンダーテイカー
読了。 馬鹿いうヤツが馬鹿なんだいっ、と思わずいいたくなるくらい、馬鹿・馬鹿・馬鹿と。うん、そういう設定なのは分かるけど、読んでて悲しくなる。あんまり彼女をいじめないでやってほしい。とうの彼女は笑って受け流しそうですが。 序盤~中盤はそう... -
ブルー・ハイドレード―転移
読了。 う~む、相変わらず流れが掴めない。物語としてはまだ序盤なんだろうけど、彼らがどこへ向かうのか想像すると、いくつかの結末のいずれもロクでもないものであるのはなぜだろう(^^; え~と、海原零氏は三人称で物語を書かない方がいいのでは、と思...