読書感想– category –
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ツァラトゥストラへの階段〈3〉
……綺麗ね。あなたの作った世界。 福原駿介のもとに、エージェントである舞から、新たな囚人ゲームへの招待がなされた。携帯ゲーム機を介して、現実と仮想空間のふたつの世界で進行するロール・プレイング・ゲーム。そのゲームの中で、福原がクリアを目指し... -
葉桜が来た夏〈2〉 星祭のロンド
おまえが俺を守るって言うなら俺の身体だけじゃない、俺の正義も守ってくれ。おまえならそれができるだろ。 紆余曲折の末、葉桜との共生関係を受け入れた学。人間とアポストリとの交流フォーラムに招かれ東京を訪れた学たちは、そこで星野友深と名乗る少女... -
ばけらの!
ばかだから、小説家になったんだ。他に、なんにもできないから。 とあるラノベレーベルからデビューした新人作家・杉井ヒカルの周囲の作家陣は美少女揃い。同期も先輩も余すところなく(一部例外あり)! けれど残念なことに、そんな彼女たちは人間ではなか... -
藤堂家はカミガカリ〈3〉
帰ってくるから、絶対。大切だから、この家が。矢が降ってきても帰ってくるから。 藤堂家で毎日を過ごす神一郎と美琴の前に現れた、新たなハテビトはギリシャ勢力のアルテ。アルテの攻撃に苦戦するふたりを助けたのは、かつて敵同士でもあったレッテで……。... -
under 2―異界イニシエイション
怖いことは弱さかもしれない。でも、怖いのを知ることは強さだよ。 エレベータの乗客が次々と行方不明となる事件の調査を行う唯人。異界使いとして、異界と向き合う覚悟を決めたはずの唯人だが、その目的と理由を見失いかけていた。守りたいのに、距離を詰... -
境界線上のホライゾン〈1・上〉
君はどちらだ。世界を揶揄して喜ぶだけの批評家か、それとも、楽しむ者か。それとも、世界を作りに行く者か。 “重奏統合争乱”から160年。重奏世界の崩壊をきっかけとした争いに敗北した神州は、国土のほとんどを各国により分割統治され、航空都市艦・武蔵... -
れでぃ×ばと!〈7〉
――よっし、リベンジ完了。頑張ったわね、わたし。 日野秋晴の白麗陵での毎日は、波乱に満ちている。ピナに引っ張られる形でなし崩し的に同人誌作成をしてみたり、一方的に求婚され続けているアイシェ with マーダー侍女・ヘディエの猛攻に貞操の危機を覚え... -
タロットの御主人様。ぷちふらぐめんと。
このあたしが、今日だけは特別にキミの『持ち札』として、『御主人様』に尽くしてあげるゾ。……どうしてほしい? シリーズ初の短編集。タロット集めの義務を忘れたかのような日常生活も、うはうはの同居生活満喫の秋人にとっては肌色分満載。ラブコメ特化の5... -
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実
みーくんは、わたしが死んじゃったら泣く? のどかな学校生活に帰還した僕とまーちゃん。とある日の体育の授業をふたりで絶賛サボタージュ中に、体育館に闖入してきたのは人間を辞めたっぽい人物 with 猟銃。問答無用でぶっ放し、血の池をせっせと作るそい... -
狼と香辛料〈9〉 対立の町・下
ぬしは口だけの雄ではありんせん、とわっちに言わせてくりゃれ? 『狼の骨』の情報を求め訪れたケルーベの町はにわかに騒がしくなった。陸揚げされた伝説の海獣・イッカクは、南北の対立の構図を大きく書き換えるだけの価値を秘めているためだ。その利益を...