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谷川流 Tag Archive

涼宮ハルヒの分裂

涼宮ハルヒの分裂読了。

なんとも谷川流らしい展開ですね。この分岐・平行世界を小説の形態で描いてみせる手法とかは『学校を出よう!』シリーズを彷彿とさせたり。

話の筋としては、上下巻構成ということで、起・承の部分が主なため、これから盛り上がるぞというところで終わってしまうのが、激しくお預け感。続刊は6月発売予定ということで、それほど待たされることもないので安心ですが、それまでは今回の展開のオチをあれこれ想像して楽しむとしますか。

しかし、こうもあからさまに、SOS団の対となる存在・新キャラクターを出してくるとは。彼女らグループの登場自体が、どういった意味を持っているのかなど、後編ではそれこそ驚愕の展開に期待したいですね。
SOS団のキョンにあたるポストが、佐々木さんのグループに存在しないあたりが、明暗を分ける、のか?

ボクのセカイをまもるヒトex

ボクのセカイをまもるヒトex

読了。

本編はかなりシリアスでギリギリな進行をしてるけど、日常サイドを描いた小休止的な短編集が出てきましたね。谷川流の日常描写は好みなので、安心して読めます。不穏な空気も主人公のあずかり知らぬところで展開していて、それが目前に迫るのは今後のことなのかといったところ。

挿絵が多くて見た目もいい感じですね。お色気満載なのは読者サービスなんだろうなぁ。

そこかしこにメタ視点で語られる裏設定を総合しても、まだまだそこが見えません。てか、何も考えてなく、その場のノリで文章書いてるとかそんなことはないですよね(笑)

撲殺天使ドクロちゃんです

撲殺天使ドクロちゃんです読了。

ドクロちゃんをいろんな作家さんに書いてもらおう、という無茶な企画が実現するあたり、おかゆ氏の愛されっぷりが伺えますね(笑)

なんだかんだで個性の強い作家さんたちが参加されているので、どの作品についても、独自色が強烈に出ていて、本来の作品を知っていればさらに楽しめるんだろうなぁと。谷川流氏とかのどす黒いドクロちゃん(お蔵入り)は見てみたいような見てみたくないような。あと、鎌池氏の桜君は、上条当麻が降りてきたかと思わんばかりで、禁書世界に登場してもおかしくないような、それと静希ちゃんをけがすなー、ビリビリ。あと、なぜか電撃作家人ではないっぽい築地氏のドクロちゃんは『まぶらほ』の夕菜が降りてきてるし。殺り過ぎです(;´Д`)

DVD特典で書かれたらしい前半のぐだぐだっぷりと、本作のために書き下ろされた後半の、なんとか回収させようとする編集者の苦悩っぷりが伝わって、かなり笑えます。最後に時雨沢氏を持ってきたのはグッジョブというか、氏の作品のあとがきのノリで、書いてるだろとツッコミを入れたくなりますね。若本だし。

まぁ、なんというか、参加された皆さんノリノリで、同人誌的な味わいがありますが、どの辺のファンに向けて投げてる球かと問われると結構微妙なのかなぁ。起承転結の起と結が8回続いてるし。さすがに読み飛ばします。

カラーイラストはしゃあ氏のドクロちゃんがエロス。木工ボンド部を考えたおかゆ氏の才能に嫉妬!

ボクのセカイをまもるヒト〈2〉

ボクのセカイをまもるヒト〈2〉読了。

前回の話を忘れてましたが、読んでるうちに思い出しました。

あぁ、やっぱり、そこはかとない悪意が感じられるなぁ。ライトな語り口調の割に、セカイの裏に潜んでいる黒い意志を感じずにはいられません。地の文からして、主人公視点であったり、作者視点で物語にツッコミを入れてみたりと、メタ的な展開ばりばりで、敵方として登場してくる《魔術師》は、それさえも知っているかのような超然とした立ち位置で、けれど、どのキャラも自覚的・無自覚的にその系に踊らされている感じ。そういった作品というならそれまでですが。

キャラ的な魅力云々より、谷川流の作風を楽しむ作品といった感じがして、どうにも『ハルヒ』とか『学校を出よう』とかの長期シリーズに比べると深みが足りないような気がするのです。その分毒が強いですが。あ、あとエロ分多めでした。陵辱シーンが拝めるとは思わなんだ(笑)

涼宮ハルヒの憤慨

涼宮ハルヒの憤慨読了。

真・ヒロインの座を揺るぎないものにすべく長門さん大活躍。

すでにハルヒは舞台装置としての役割しか与えられなくなっているような。デウス・エクス・マキナ? まぁ、万能っぷりでいったら、やはり長門さんの方が恣意的にあれこれできるので、ジョーカーとしては彼女の方が便利そうですが、もう、なんでもアリだなぁ。

あ、それと、ハルヒがずいぶんと丸くなっている、というか、普通に可愛いんですが。キョンの恋バナに興味津々でくじを(無自覚に)引かせてみたり、ツンデレ比が少しだけデレに寄ったような感じ。そんなハルヒの変化を知ってか知らずか、彼女の望むまま、彼女の眺める方向を、一緒に見ようと自然に思ってしまうキョンもずいぶんと感化されてるというか情が移ったというか、さらりと流しているようですが、SOS団結成から一周年を目前にした団員の心境の移ろいとかはなかなか興味深くもあります。

長門さんの内面を描いたっぽい私小説「無題1~3」の内容も意味深で、なにやら暗喩っぽいのもありますが、目的のためだけに遣わされた彼女の、自らの名前のの由来だとか、存在の意味を見つけたことだとか、何気に詩人なところが垣間見られて美味しゅうございました。

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