電撃文庫– category –
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レジンキャストミルク〈3〉
読了。 これから読む人は4巻もそろえてから読みましょう。やたらめったらいいところで次巻へ続くだから、そりゃ巻末で舞鶴も切れるわと。そういった本編とあまり関係ないところはなかなかに和む──カラー口絵のよくわかる《虚軸》講座も必見、そうかそんな... -
レジンキャストミルク〈2〉
読了。 歪んだ結末。悪意に悪意を積み重ねて日常を浸食していく『無限回廊』の攻勢が本格的に始まった第2巻。学園に居る《虚軸》の残りも出てきて、こいつらが揃いも揃ってロクでもない連中だから、欠落があろうとなかろうと、もとから変人だったんじゃな... -
レジンキャストミルク
読了。 欠落と引き替えに《虚軸》と呼ばれる異能を手にした少年少女の物語。 序盤の「日常」と終盤の「非日常」の乖離っぷりがステキ。ほのぼのダークと言われるだけのことはあります。が、期待(?)していたほどのダークさはなく。 主人公に関わる人々がす... -
ラキア
読了。 ループする1日に囚われてしまった4組の男女を描いたオムニバス。ループという設定自体が、舞台装置以上の意味合いを持っていないように感じるので、むしろ特殊な状況下での恋愛ものなのかも。 物語を通して登場するラキアという少女の正体も、そも... -
狼と香辛料〈2〉
読了。 今回も面白かったです。修羅場をくぐり抜けてそれなりに実力も付いてきたと、過信をしがちなお年頃のロレンスさん、調子に乗って欲を出したのが運の尽き、一転人生最大の窮地に、というお話。舞台は中世的な世界で、経済の仕組みも現代ほど複雑では... -
灼眼のシャナS
読了。 短編集です。ナンバリングされてないから、本編とは離れたエピソード3編を収録。最後の掌編「キープセイク」は、むしろ短編として切り離すより『灼眼のシャナX』に収録してくれた方が良かったかな。チェルノボーグのツンデレぶりは良いのですが、す... -
撲殺天使ドクロちゃんです
読了。 ドクロちゃんをいろんな作家さんに書いてもらおう、という無茶な企画が実現するあたり、おかゆ氏の愛されっぷりが伺えますね(笑) なんだかんだで個性の強い作家さんたちが参加されているので、どの作品についても、独自色が強烈に出ていて、本来の... -
アスラクライン〈4〉秘密の転校生のヒミツ
読了。 バトル分多め。そして物語の重大な設定が明らかになったりと、位置づけ的にはかなり重要なエピソードだったり。下着ドロの真相とか、バカっぽい事件なのにその実やたらと重いワケがあったり。 後味の悪い事件の幕切れを見せておきながら、エピロー... -
彼女は帰星子女〈3〉
読了。 物語の大きな転機。積み上げてきた時間が長くなれば長くなるほど、絹の家族に対する想いというものはかけがえのないものになっていって、けれど自分自身の存在が、そんな大切な人たちを事件に巻き込んでしまう。気がついたときには、離れがたい存在... -
半分の月がのぼる空〈7〉
読了。 番外編ということで、本編から切り取られたほんの少しの時間を描いた短編集。 いや、ホントこういう作品がラノベで出てくるのが面白いというか。事件らしい事件なんてなくて、登場人物の日常と、彼らが経験した過去と現在を淡々とつづるだけで、一...