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アンダカの怪造学(2) モノクロ・エンジェル
読了。 ファンタジーノベルっぽく、敵方(?)の暗黒面をほのめかした引きで、伏線大回収の期待が、弥が上にも高まりますね。第一巻で、最大最強の怪造生物を呼び出してしまった主人公を巡る展開は、スレイヤーズあたりから連綿と受け継がれている正道的なも... -
殺×愛〈0〉―きるらぶ ZERO―
読了。 プロローグ部分といった感じなのかな。物語のスタート地点へ立つまでの過程。世界観やキャラクターの紹介といった導入部分を丁寧に描いていたという印象。悲観的な世界のなかで、なんだかんだラブでコメってる彼ら彼女らの姿は微笑ましく、そして唐... -
銀盤カレイドスコープ〈vol.6〉 ダブル・プログラム:A long, wrong time ago
読了。 次巻がクライマックスとあとがきにありますが、収拾がつかない予感。本巻でタズサを主役におかず、ライバル格として描かれてきた至藤響子とドミニク・ミラーの両名にスポットを当てて、時間軸を前後させながらそれぞれの内面を描く特殊な構成。正直... -
WW―記憶師たちの黄昏
主人公交代? ぐっと読みやすくなった第2作 読了。 前巻に比べてずいぶんと読みやすくなったような……。 でも、相変わらず登場人物たちの吐く大言には慣れませんね。この辺は作者氏のもともとの土俵が影響してるのかもなぁ。あまりライトノベルで見かけるよ... -
初恋マジカルブリッツ―ぜったい言わない、愛してる!
読了。 う~ん、う~ん、う~ん。前巻から気になってる前半の日常から後半の戦闘への切り替わりが唐突すぎてとってつけたような印象がなくならないですね。それとあからさまに校正ミス的な違和感のある描写が気になります。 「運命の鎖よ!!」 はかなげな少... -
MM―記憶師たちの夜明け
マザコン主人公はちょっとなあ……(笑) 読了。 マザコンが主人公はイヤあああああぁぁ(笑) それはそれとして、地の文がやや説明くさかったり主人公が自分の台詞に酔ってるような珍妙な会話を繰り広げたりするのは個人的にはマイナス。科学考証的部分ではあ... -
ムシウタbug 3rd. 夢狙う花園
読了。 本編でも暴虐の限りを尽くす“霞王”誕生秘話が書き下ろしで収録のbugシリーズ第三弾。本編で語れば蛇足になりそうな在りし日の彼らの姿を描いた短編も、数えること12作目。主要な登場人物が、かつてどのような思いで生きていたのか、本編からでは想... -
灼眼のシャナ (11)
読了。 学園祭という一大イベントで盛り上がるシャナと吉田さん。 その背後で粛々と進行する様々な思惑と、迫り来るその時。次巻へと続く様々な布石が見え隠れしますが、素直に学園祭という非日常に浮かれる面々を楽しむのが吉でしょう。もう、こういう穏... -
終わりのクロニクル 6〈下〉
読了。 ああああ、ついに佐山と新庄が一線をおおおおっ!? というのは置いておいて、あとはクライマックスへ駆け上がるだけといわんばかりの見所たっぷりな巻でしたね。 Low-Gに対する裁判と、それに先駆けての再交渉。佐山の手練手管、支離滅裂な論理展開... -
終わりのクロニクル 6〈上〉
読了。 クライマックス直前。そして、上下巻一気に刊行という荒行を成し遂げながらも、その作風に一片の曇りなし。川上稔氏の実力の深さに畏敬の念を抱かざるを得ない本作。 飛場少年、原川と共にパートナーが世界に関わる重要人物であったために受動的に...