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一迅社文庫
零と羊飼い
全部で、何人死ぬんだ? 全部で、何人殺すんだ? 巨大隕石の衝突により地球の壊滅は確定的。この破滅を回避する方法は、特殊な能力を持つ人間を、生身のまま隕石に向かって打ち出すこと、ただひとつだけ。半ば強制的に集められた候補者の三人の少年たちは、... -
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黒水村
シチニンミョウフがようてくる。おこべがポーチキテンポロリ 単位の足りない生徒たちのために組まれた課外学習プログラム。電気も通わないような寒村・庫宇治村を一週間の農作業を行うために、立花玲花たち七人の生徒と引率の片平教諭は訪れていた。黒一色... -
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ふたかた
だって、はじめての経験だもの。女の子にとって、初体験はドキドキなのよーっ 交通事故で死亡したはずの瑞希が登校してきた。しかし、その正体は瑞希の弟の高志。姉の幽霊に憑かれ、女装して登校してしまった高志の日常は、その日から一変。女装癖のヘンタ... -
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ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。
ああ、ようやく逢えた。わたくしの探していたあなたに、ようやく逢えた 自分をわんちゃん呼ばわりする穂積之宮いちこに下僕扱いされて幾年月。日輪の毎日は、そんな彼女の虐げられる毎日だった。夏休みを明日に控えた七月二六日の夜、輪はいちこから突然「... -
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死神のキョウ
はじめまして、死神です。あなたのことを守りにきました 木に登った猫を助けようとしたら、その木がぶった斬られた。黒いマントを羽織り、日本刀をその手に携え、瞳を金色に輝かせた少女は宙に浮いたまま笠倉恭也に告げた。「あなたのことを守りにきました... -
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死図眼のイタカ
護るのも、救うのも、我々の仕事ではない。それは──君の仕事でしょう 地方都市・伊々田市を支配する朽葉嶺家。四つ子の姉妹の中からひとりの跡継ぎを選ぶ二十年に一度の儀式・継嗣会が間もなく行われようとしていた。当主の婿となるべく、幼い頃から朽葉嶺...