Home > ライトノベル | 読書感想 > ぼくのご主人様!?〈3〉

お留守バンシー〈3〉 とある魔術の禁書目録(インデックス)〈3〉 ゼロの使い魔〈12〉 妖精達の休日 ブギーポップ・オーバードライブ歪曲王 L  詐欺師フラットランドのおそらくは華麗なる伝説 そしてシャオの福音来たり──黄昏色の詠使い〈6〉 ダブルブリッド〈4〉 れじみる。Junk カッティング~Case of Mio Reincarnation~ 撲殺天使ドクロちゃん〈5〉 蟲と眼球と愛の歌 たま◇なま ~生物は、何故死なない?~ リバーシブル 3.白の悪夢 ROOM NO.1301〈3〉同居人はロマンティック? とらドラ・スピンオフ〈2!〉虎、肥ゆる秋 狼と香辛料〈5〉

ぼくのご主人様!?〈3〉

stars 身分違いの恋路 何処までも遠くて近い想い

佐倉家の当主として、学業よりも事業に専念するために真琴が主催したパーティが開催される。ケガにより執事としての仕事をこなすことができなくなった東金氏に代わり、新たに着任した雅成は挙動不審。またしても現れた入れ替わりの人物。そして、かつて千広に言われた言葉を引きずる吉香は、真琴との叶うことのない関係を、もう一つの世界での思い出をよすがに諦めきれず、けれど苦しみ続けていて……。

入れ替わりの事件の起こりも、3度目になればインパクトも薄れ、されど物語性は随分と上がっている感じ。
ストーリーの焦点が真琴と吉香の身分違いの恋の行方に絞られて、そこに関わってくる人々が障害となったり、助けとなったり。これまで頑なに主人と侍従という関係を維持し続けてきた真琴の態度も、シリーズを通して随分と分かりやすくなってきたものです。新キャラとして登場した雅成の世話をする吉香と彼のスキンシップに在らぬ誤解を抱きかけてきつく当たったり、どうにも自分の気持ちを表に出すのが苦手な彼ですが、夜の噴水前で良い雰囲気になったり、思い出の品を探し当てて束の間の童心に返ったりと、年相応な面も見ることができて、これまで抱いてきた当主としての彼のイメージが変わってきたように思います。

身分が違うという、その世界においては絶対的なまでに違う立場の二人が、人知れず、あるいは互いがそう望んでいないような形ででも逢瀬を重ねて、想いを確認し合うようなシーンが多くて、じれったくも純粋でひたむきな想いと願いが感じられます。
どう考えても相思相愛なのに、互いの立場を重んじるような中途半端に大人な考えを持っている真琴と吉香が、ようやく辿り着けた結論は、困難でも着実に一緒に歩んでいける道なのかなあ。明確に作中で語られてはいないけれど、二人の結びつきは一層強くなった感じ。

描写の派手さとかはなく、全体的に落ち着いた雰囲気で進む物語だけれど、だからこそ、このふたりの恋物語は、しんしんと降り積もって周囲を白く染め上げた雪のように清廉で、美しく思えるのです。

hReview by ゆーいち , 2007/07/22

拍手する
この記事が参考になったり面白かったりしたらお気軽にご評価ください
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (0 件の評価, 平均: 0.00 点 / 5 点満点中)
読み込み中 ... 読み込み中 ...

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

トラックバックURL
Listed below are links to weblogs that reference
ぼくのご主人様!?〈3〉 from MOMENTS

Home > ライトノベル | 読書感想 > ぼくのご主人様!?〈3〉

応援中
サイト内検索
フィード
メタ情報
広告
ブログパーツ
あわせて読みたい フィードメーター - MOMENTS

Return to page top