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ガーゴイルおるたなてぃぶ Tag Archive
ガーゴイルおるたなてぃぶ〈4〉
ミズチとの最終決戦 舞台は遥か空の上!?
レイジと袂を分かったミズチが不穏な動きを見せている。各界の有力者に脅迫めいた手段で資金援助を迫り、その要求は、ひかるの師である東宮天祢にも向けられていた。脅迫の手段として用いられた凶悪な威力を秘めた爆弾。暴走を始めたミズチを止めるべく動き始めようとした矢先、ひかるは狛の襲撃を受ける。そして、その背後にはさらなる脅威『力ある者』の存在が……。
う~ん、微妙な結末でした。ガーゴイルの世界をシェアしながら、少年マンガ的なヒーローものとしての物語を見せてくれていたのですが、やはり、本家の印象が色濃く残っているせいでい、その雰囲気のギャップに戸惑う部分が大きかったです。
物語も、本家の背景で進んでいる事態を扱っていたせいか、補完的な位置づけに思えてしまって、こちらを単独で楽しむには、登場人物たちの個性が今ひとつ足りなかったのかなあ。ヒッシャムさんとか、むやみやたらと目立ってましたから。
ひかるの持っている力が、ともすれば万能にして無敵になりかねないもので、今回登場したラスボスキャラも、自尊のわりにはマヌケすぎて自爆した感じがするし、本気でバトルを展開するには、やはりどこか無理がある舞台だったのかなあ。ガーゴイルの世界という先入観を払拭するには、登場人物を完全に切り離すか、あるいは別の時間軸で展開するとか他の方法もあったのかなあとか思います。
とりあえず、この世界の中で異質めいていたミズチとの抗争(?)は、こちらのシリーズで決着が付き、あとはレイジと彼が生み出したであろうガーゴイルの敵との対決が、あちらのシリーズで語られるんだろうけれど、このノリが続くとちょっと辛いなあ。
クライマックスにさしかかるとは言うけれど、やはり最後はほのぼのと暖かな話で締めてほしいと願うばかりです。
hReview by ゆーいち , 2008/02/04
- ガーゴイルおるたなてぃぶ4 (ファミ通文庫 た 1-3-4)
- 田口 仙年堂 日向 悠ニ
- エンターブレイン 2008-01-30
- ★★ | ガーゴイルおるたなてぃぶ | ファミ通文庫 | ライトノベル | 吉永さん家のガーゴイル | 日向 悠二 | 田口仙年堂 | 読書感想
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ガーゴイルおるたなてぃぶ〈3〉
少年漫画的バトルはエスカレート こっちはこの路線かなあ
いつも世話になっている親分さんからとあるものの護衛を依頼されたひかるとガー助。そのとあるものは、これまたどえらい代物で、そしてそれを狙っているのはあの怪盗百色。腹が減っては戦はできぬと、並々ならぬ食欲をみなぎらせて豪華客船に乗り込んだはいいけれど、なんだか様子がおかしそう?
本編『吉永さん家のガーゴイル』とのクロスオーバー具合が加速してきてる感じ。あちらのシリーズから怪盗百色一家(笑)やら、もう忘れていた微妙にマイナーな彼が重要な役回りで出てきたりとなかなか心憎い展開。
ただ、展開的にはバトル要素が前面に出てきていて、今回に至ってはそれが顕著な感じ。そういうものだと割り切って読めばいいんだけど、さすがに本流シリーズの印象が強いせいか、違和感がぬぐい去れませんね。
ひかるの起死回生の大発明も、どうにも物語の展開の都合上──な印象が否めないし。や、でも彼女の身内を大事にしたいとか、居心地のいい家族という空間への並々ならぬ愛着とか、根底にある暖かい部分は変わらずに感じられるのですけどね。
敵方組織のミズチはボスの一角がかなり暴走してるせいか、いつ崩壊してもおかしくないような雰囲気。そんな中、妄執に突き動かされて、ただひたすらに打倒ガーゴイルを目指す彼が今後、さらに悪辣な手を講じてくるのかが心配ですね。
ああ、こういう明確な「悪」という存在がこの作品世界にあるということに、私はどうしようもない違和感を感じているんだろうなあ。
hReview by ゆーいち , 2007/08/31
- ガーゴイルおるたなてぃぶ3 (ファミ通文庫 た 1-3-3)
- 田口 仙年堂 日向 悠ニ
- エンターブレイン 2007-07-30
- ★★ | ガーゴイルおるたなてぃぶ | ファミ通文庫 | ライトノベル | 吉永さん家のガーゴイル | 日向 悠二 | 田口仙年堂 | 読書感想
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ガーゴイルおるたなてぃぶ2
吉永さん家じゃない『ガーゴイル』は、バトル分多めでやや好みから外れてしまうなぁ。前半の日常のドタバタは雰囲気良くて好きなのですが、燃え展開を目指してるようなバトル面は殺伐としててなんとも違和感が。
ひかるとガー助の共存関係が物語の展開上、大きな意味を持つことが明らかになり、本編とのリンクも少しずつ増えてきてるような。
表紙を飾っている自動和人形“狛”は、作中の描写とビジュアルの乖離がスゴいなぁ。恐ろしいイメージなのに、外見は幼女だし、少女漫画趣味だし、キャラ立ちはバッチリ。次巻以降もガー助のライバルとして刃を交えることになるのか。でも、次のライバルキャラっぽいのが予告されてるしなぁ?
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ガーゴイルおるたなてぃぶ
読了。
『吉永さん家のガーゴイル』からのスピンオフシリーズになるのかな。御色町の本家ガーゴイルとは別の、ガーゴイルの物語。
少年漫画的な展開を盛り込んでいるということで、ハートフルと銘打ったシリーズとは別の熱い物語が展開するかと思いきや。ん~、煮え切らないかな。主人公のひかるとガー助の関係と、二人が目指すものというのは理解できるけれど、根底にある古科学への怨恨がどうにも『吉永さん家のガーゴイル』を知っていると割り切って読めない。あちらで喜一郎が錬金術師を憎むように、本作ではひかるが古科学者を憎むという。どちらもその根源が私怨──大切な人を守れなかった、傷つけられた──であるために、この二つに関わるものたち同士の和解があり得るのかどうか、先行きが不安になってしまう感じですね。
世界を共通にしているために、あちらの作品に出ていたヒッシャムやら東宮天祢やらも登場して、なじみ深さも相まってこちらのキャラへの愛着を邪魔しているような。シリーズが進めば気にならなくなるんだろうけれど、なかなか割り切って受け止めるには、本家ガーゴイルの世界は暖かすぎるのですよ。
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