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アンダカの怪造学(1) ネームレス・フェニックス
読了。 相変わらずの芸風の広さに感心させられる日日日の作品。独特の語彙で世界を構築する手際は見事ですが、いかんせん学園物という括りに囚われてしまったような、一種手堅い展開で、予想の斜め上とまでは行かなかったのは残念。それでも十分面白いです... -
影≒光
読了。 どっかで見た話な気もするけれど、お約束な展開な気もするけれど、燃えたので良し。こういうスカッと爽やか少年漫画的な物語は、ドキドキワクワク重要。最後の黒幕がやたらと小物っぽかったのを除けばなかなかのもの。特に、第三話の親友絡みのエピ... -
滅びのマヤウェル―その仮面をはずして
読了。 うむ、冒険活劇的なドタバタとヒロインたちのと交流を描いた正道的な一作。主人公が男装した女性だということを除けば(笑) 文章……というか、設定やキャラクター造形に月姫──奈須きのこ──の影響が見て取れますが、独自の世界観の構築はなかなか見事... -
狂乱家族日記 参さつめ
読了。 スゴい勢いでリリースが続く「狂乱家族日記」第参弾。物語的には起承転結の転に当たるということで、今まで明かされなかった裏設定があれよあれよという間にさっぱり説明されて大変なことに。勢いで展開する作品なだけに、説得力? ナニソレ、とい... -
戦う司書と恋する爆弾
読了。 何ともやるせない終わり方。世界の構築の仕方はなかなか面白く、この作品だけで完結しているなら悪くないのですが、あからさまな引きがなぁ。シリーズ展開するとしたら、最強司書なハミュッツを主役に置かざるを得ないんだろうけど、萌えないよ(笑)... -
銀盤カレイドスコープ〈vol.5〉ルーキー・プログラム:Candy candy all my rules
読了。 相も変わらず、ラノベ界唯一にして無二(多分)のスポ根フィギュア小説の最新刊。今回も存分にその卓越したフィギュアシーンを楽しませていただきました。 ジュニアスケート界とシニアスケート界の断絶に近い溝。スポーツとしてのフィギュアスケート... -
灼眼のシャナ〈10〉
読了。 前代の”炎髪灼眼”の物語。これまでのシャナの物語より面白いというのはどうなんだろう(笑) これまで疑問に思ってきた部分の多くが明かされたり、そういった意味ではすっきりした内容。マティルダの壮麗な姿も、鮮烈な生き様も、この一冊に凝縮され... -
撲殺天使ドクロちゃん〈6〉
読了。 あぁ、バカだなぁ。マンネリを芸風に昇華しようと、おかゆ氏が文字通り四苦八苦してるのが手に取るように分かります(笑) しかし、さすがにこの展開を六回も繰り返してくると、ほとんどの読者は惰性でついてきてるという気がなきにしも(^^; あ、と... -
わたしたちの田村くん〈2〉
読了。 うわぁ、うわぁ~~~~~~!! 何、この素晴らしい恋愛小説は。所々に散りばめられるギャグを隠れ蓑にしつつ、本気で真面目な恋愛ものに仕上がってるよう。素晴らしい。 田村くんを中心とした、松澤・相馬の三角関係は、これからようやく始まるとい... -
円環少女
読了。 ページ数以上に長く感じてしまった(^^; なんか言い回しが独特でシーンを思い浮かべるのに苦労するのですよ。 体系づけられた魔法の数々と、特長を活かした戦闘の描写は小難しくもありつつも、なかなかの迫力。 もっとも、お話の筋的に救いのあまり...