半分の月がのぼる空– tag –
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半月―山本ケイジ画集
近場で売っていたので思わず買ってしまった。 『半月』関係の未見のイラストもカラーで収録されていて大変よろしいのに、さらに橋本紡の掌編「花冠」がもう素晴らしい。短編集で終わったかと思ってたお話の続きが見られたことがなんとも嬉しいじゃないです... -
半分の月がのぼる空〈8〉
読了。 これにてシリーズ完結の短編集。7巻から引き続きの「雨」の展開が幸せすぎて目眩がする。切り取られた日常の一部であっても、そこで交わされた心も、会話も、笑顔も、全てが輝いてます。青春万歳。 実際のところ、興が乗ってこのボリュームになった... -
半分の月がのぼる空〈7〉
読了。 番外編ということで、本編から切り取られたほんの少しの時間を描いた短編集。 いや、ホントこういう作品がラノベで出てくるのが面白いというか。事件らしい事件なんてなくて、登場人物の日常と、彼らが経験した過去と現在を淡々とつづるだけで、一... -
半分の月がのぼる空〈6〉
読了。 ただただ続く、平穏な日常。高校生の彼らの時間はいつまでも続くようで、その岐路は目の前に迫っていて。 冒頭からの裕一と里香と、仲間たちの何気ない日々の会話の一つ一つが、とても貴重なもので、そのためだけに本巻を書いたという作者氏の言葉... -
半分の月がのぼる空〈5〉
読了。 事実上の最終巻。残りのエピソードは、おそらくは終わりを描くため? 裕一と里香の、当たり前な日常は、薄氷を踏むような危ういバランスの上に成り立つものであり、これまで裕一はそれに気付いてるつもりで気付いていなかったのでしょう。夏目の手... -
半分の月がのぼる空〈4〉
読了。 夏目の過去話が中心のエピソード。裕一と里香の関係が、自身と小夜子さんとの関係と鏡写しだったからこその、彼の態度。理由は分かっても、腐ったままで居続けるか、行動することを選ぶかで、結末が変わってくれると嬉しいなぁ、と。 あぁ、でも、... -
半分の月がのぼる空〈3〉
読了。 _| ̄|○ なんだよ、これ。 月は昇っても、残されたのは絶望と、届かない祈りだけって、救いがなさ過ぎる。精一杯の里香の告白すらも、あのタイミングと、あの方法は反則としか言いようがないし。 これ、やはり救いのある未来を求めるのは、諦めた方... -
半分の月がのぼる空〈2〉
読了。 良いところで続いてます。そして、切なすぎ。 手術へと続く覚悟は持っていても、目前に迫る死には為す術もなく怯えることしかできないわけで。些細な喧嘩がここまで尾を引いてしまうのは、里香の性格に因るところがほとんどでも、主治医の夏目が引... -
半分の月がのぼる空
読了。 あぁ、先を読むのが辛くなる導入ですね。 病院を舞台にしている以上避けられぬ生と死の空気は、前面に出てくるわけでなく、単純にそこに在ると感じられる絶妙な描写が素敵。辛いけど。 主人公の裕一とヒロインの里香の病人らしからぬ冒険は、微妙な...
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